ソフトバンク・秋広が驚き「ジャイアンツより多い」 移籍後初安打で多数の報道陣に囲まれる
2025年5月15日(木)21時9分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク5ー0西武(2025年5月15日 みずほペイペイ)
巨人からトレード移籍したソフトバンクの秋広優人内野手(22)が15日、西武戦(みずほペイペイ)に「6番・左翼」で移籍後初のスタメン出場。6回に初安打をマークした。チームは投打にかみ合い、5−0で快勝。カード勝ち越しを決めた。
移籍初打席は2回。左飛に倒れたが、左翼フェンス間際まで飛ばす大飛球だった。4回の第2打席はフォークを振らされ、空振り三振を喫した。
そして、3点リードの6回に迎えた第3打席。1死走者なしから西武先発の高橋が投じたカットボールを打ち、たたきつけるような打球が二遊間を抜けて中前打。代走を送られ、移籍後最初の試合は3打数1安打だった。直後に、この日4番を外れて7番に入った山川が8号2ランでダメ押した。
試合後、多数の報道陣に囲まれて「ジャイアンツくらい…ジャイアンツより多い」と驚きの表情。「スタメンというチャンスをもらった。一番はチームが勝てたので良かったです。環境の違いというか。緊張感はありました」と振り返り、初安打について「みんながボールをくれたので恥ずかしながらもらいました」と照れ笑い。「ロッカーにあります。実家に送りたいと思います」と喜んだ。
12日にリチャードと秋広&大江の1対2の交換トレードを両球団が発表。
“鷹のロマン砲”と呼ばれたトレード相手のリチャードから背番号52を受け継いだ秋広。大江とともに前日14日にみずほペイペイドームで入団会見に臨み「僕はホームランバッターというよりも率の方で頑張りたいです。まずは顔と名前を覚えてもらえるように」と長打力よりも勝負強い打撃をアピールした。
当初は筑後ファーム施設で動作解析などの測定を行う予定だったが、現地には姿を現さず、みずほペイペイドームで通常通りに汗を流した。この日、出場選手登録され、即スタメン出場を果たした。