【ドーハ世界卓球個人戦】前回銅メダル・早田ひな「動きとか良くなってきた」強烈なフォア披露…前日練習
2025年5月16日（金）23時50分 スポーツ報知
前日練習での最終調整後、取材に応じた早田ひな（カメラ・宮下 京香）
◆卓球 ◇世界選手権個人戦 前日練習（１６日、カタール・ドーハ＝ルサイル・アリーナ）
【ドーハ（カタール）１６日＝宮下 京香】世界選手権個人戦（１７日開幕）に出場する日本代表が、試合会場のルサイル・アリーナで最終調整した。女子シングルスで第６シードの早田ひな（日本生命）は、鋭いフォアハンドドライブも見せ、練習終盤には対策練習にも汗を流した。１８日のアディナ・ディアコヌ（ルーマニア）との初戦へ「今日の練習から動きとか、そういう部分でも良くなってきたかなと思います。（対策練習は）どの選手が来て当たってもいいように」と手応えをにじませた。
前回２３年大会では、女子シングルス準々決勝で当時世界ランク３位の王芸迪を撃破。中国勢を倒しての銅メダル獲得は、５８年ぶりの快挙となり、混合ダブルスの銀と２つのメダルをつかんだ。昨夏のパリ五輪で痛めた左腕の影響もあり、今大会はシングルス１種目での出場。「もちろん（女子）ダブルスやミックスも出たい気持ちはあるけど、練習も半日にしたり、今までと同じようにできているわけではないので。（シングルス１種目）そこに向けて調整できるように頑張っています」とうなずいた。
女子シングルスで２大会連続のメダル獲得となれば、１９６５年金、６７年銀の深津尚子ら以来、５８年ぶりの偉業となる。周囲の期待は背負っているが、早田自身は目の前のタスクに集中。「（左腕の）痛みはないだけでもＯＫ。１つずつ自分ができることをクリアしていく感覚でやりたい。地に足つけて、自分と向かっていきたいです」と引き締まった表情で話した。
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