【全米プロ】松山は1オーバーで60位 久常は3アンダーの9位と好発進

2025年5月16日(金)9時56分 スポーツニッポン

 ◇米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第1日(2025年5月15日 米ノースカロライナ州 クウェイルホロー・クラブ=7626ヤード、パー71)

 今季のメジャー第2戦が開幕。第1ラウンドを終え、メジャー2勝目を狙う松山英樹(33=LEXUS)は3バーディー、4ボギーの1オーバー、72で60位スタートとなった。

 4番パー3で右手前1.5メートルにつけてバーディーが先行。6番パー3でボギーを叩いたが、8番で90ヤードからの第2打を奥1メートル強につけてバーディー。1アンダーで折り返した。10番パー5では左からの7メートルをねじ込んで2アンダーとした。

 だが、そこから耐える展開が続いた。12番でスコアを落とし、「グリーンマイル」と呼ばれる難関の上がり3ホールは16、17番パー3でパーオンできず、ともに微妙な距離のパーパットを外して連続ボギー。この日初めてオーバーパーとなった。18番は第2打を奥4メートルにつけたが、バーディーパットは決められなかった。

 全米プロは過去12回で予選落ちはなし。今回と同じコースで行われた17年は、予選ラウンド終了時点で首位に立つなど、優勝争いを演じた。首位に1打差からスタートした最終ラウンドでも一時首位となったが、最終的に72と伸ばせず5位。日本男子初のメジャー制覇は果たせなかった。試合後は「悔しいです」とつぶやいて涙を流し、タオルで顔を覆った。

 この日のホールアウト後のインタビューでは「なかなか思うようにいかない中で途中まで良かったんですけど、最後の方で崩れてしまったので、もったいない感じになってしまいましたね」と振り返った。第2ラウンドに向けて「少しスコアを伸ばして上位と差を縮めないと厳しいと思うので、切り替えて頑張りたいと思います」と語った。

 2年連続2回目の出場の久常涼(22=SBSホールディングス)は、後半のインでスコアを伸ばし、3アンダーの68。首位に4打差の9位と好発進した。アウトを全てパーで折り返すと、11番でボギーが先行。だが、12番でバウンスバックに成功すると、13番パー3で連続バーディー。15番パー5でもスコアを伸ばすと、17番パー3ではグリーン右15メートルからパターで沈めた。初出場の昨年は日本勢最上位でメジャー自己最高の18位に入っており。今年も幸先のよいスタートとなった。

 ジョナサン。ベガス(40=ベネズエラ)が7アンダーで単独首位発進。金谷拓実(26=SOMPOひまわり生命)は4オーバーの112位、中島啓太(24=フリー)は5オーバーの125位と出遅れた。

 大会のもようはU-NEXTでライブ配信され、第2日は5月16日午後8時15分配信開始となる。第1日と同様に松山英樹徹底マークチャンネルも用意されている。

スポーツニッポン

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