オリオールズ・菅野智之 痛恨2者連続アーチ被弾 7回途中6安打4失点で降板、今季5勝目ならず

2025年5月16日(金)3時34分 スポーツニッポン

 ◇ア・リーグ オリオールズ—ツインズ(2025年5月15日 ボルチモア)

 オリオールズの菅野智之投手(35)が15日(日本時間16日)、本拠でのツインズ戦に先発したが、3回に2者連続本塁打を喫するなど6回1/3を投げ、2本塁打を含む6安打を喫し、メジャー自己ワーストの4失点で降板となった。

 ともに失投だった。0—0のまま迎えた3回、先頭のルイスに中前打されて迎えた1死一塁から、9番・カージーにカウント3—2から82・6マイル(約132・9キロ)スライダーを右越え先制2ランされた。さらに続く1番・バクストンには初球の91・3マイル(約146・9キロ)ツーシームを左中間スタンドに運ばれた。1本目はスライダーが左打者の外角から真ん中へ甘く入り、2本目は捕手のミットは右打者の外角に構えていたがツーシームが外角から真ん中に入ってしまった。制球力に定評のある菅野にしてみれば、まさに痛恨の失投だった。

 立ち上がりはテンポ良く、1、2回ともに3者凡退。3点の先行を許した後の4回は1死から5番・コレアに右中間二塁打を許したが、後続を打ち取った。5回も先頭のクレメンスを四球で出したが、併殺崩れで1死を取った後、きっちり1番・フランスを遊ゴロ併殺に打ち取った。6回も3者凡退に抑えたが、7回には1死から連打で1点の追加を許し、ここで降板を命じられた。

 6回を投げ終えた段階で球数は93球に達していたが、それでも7回のマウンドに登ったあたりは先発投手としての責任感と意地の表れだったに違いない。援護のないまま、6回1/3でメジャー自己最多の103球を投げ、2本塁打を含む6安打4失点、3三振、1四球。速球の最速は93・4マイル(約150・3キロ)で、防御率は3・08となった。

 前回登板となった9日(同10日)のエンゼルス戦では自己最長の7回1/3を投げ、3安打1失点の快投で今季4勝目。日米通算140勝の節目でもあった。その勢いのまま今季5勝目を狙って登ったマウンドだったが、2球の制球ミスを完ぺきに捉えられてしまった。

スポーツニッポン

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