大谷翔平、エンゼルス戦で今季初の併殺打、3打席目まで本塁打なし 金慧成は9打席連続出塁
2025年5月17日(土)12時45分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—エンゼルス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3点を追う5回1死一塁の3打席目は今季初の併殺打となる二ゴロ併殺打に倒れた。9番に入っている金慧成内野手(26)が9打席連続出塁と存在感を示して大谷も走者を置いての打席となったが、得点につなげることは出来なかった。
エンゼルスの先発はジャック・コハノビツ投手(24)。大谷が退団した24年にメジャーデビューした右腕で、今季は試合前の時点で8登板で2勝5敗、防御率5・23の成績をマークしている。大谷は初対戦。投球の半分ほどを占める平均球速154キロほどのシンカーで打ち取るのが特徴だ。
エンゼルスが1回表にモンカダの3号2ランで先取点を奪って迎えた大谷の初回先頭の1打席目。カウント3—1から5球目をはじき返すと、打球は上がらなかったが、二遊間を破る中前安打で3試合連続安打となった。2点を追う3回2死一塁の2打席目は四球。フルカウントから9球目の外角低めシンカーをしっかりと見極めて出塁したが、得点にはつながらなかった。
14日(同15日)の本拠地・アスレチックス戦で4試合ぶりの本塁打となる13号先制ソロを放った大谷。自らのボブルヘッド人形が来場者全員にプレゼントされた前日15日(同16日)の同カードでは今季初の2打席連続本塁打となる14号3ラン、15号2ランを放ち、ジャッジ(ヤンキース)、シュワバー(フィリーズ)に並ぶMLB全体の本塁打トップに立った。5月はすでに13戦で8発。5月の月間本塁打数では23年に並んで自己最多。この日もアーチが出て、3戦連発となれば今季初となる。
試合前はキャッチボールのためグラウンドに姿を見せた大谷。練習前には観客席にいた球場をパトロールする犬に近寄ってなでるなどリラックスした表情を見せ、キャッチボールを終えると、使っていたボールをサプライズでプレゼントした。その後は左翼から右翼、一塁ベンチ前、本塁後方とグラウンドを1周。古巣・エンゼルスの元同僚ウォード、ネト、アデル、デトマーズらや、球団関係者と久々の再会であいさつを交わしていた。