阪神・藤川監督 木浪の先制打「非常に大きい」、大竹の初勝利に「大きなピースが帰って来た」
2025年5月17日(土)20時1分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神5—2広島(2025年5月17日 甲子園)
阪神は6試合ぶりに3得点以上を挙げて連敗を2で止めた。1日で首位に返り咲いた。藤川監督は開口一番「やっぱり打線ですね。床田投手に対して得点圏にランナーを置くような粘り強い攻撃があった」と語った。
4回の木浪の先制打は、得点圏に走者を置いて3イニング目の攻撃だった。そこで、チャンスを何度も逃す嫌な流れを振り払ったことが、11安打5得点につながった。
「木浪に1つ出たというところが、非常に大きいんじゃないかと思います。球場全体の雰囲気がそういう雰囲気になりましたから。もうそれだけで選手たちは感じますし、(乗っていける)甲子園球場らしいゲーム展開で良かったんじゃないですかね」
8回途中4安打2失点で試合をつくった大竹も高評価した。「いやもう素晴らしかった。やっぱり、実績、数字もある。コンディションも整ってきた。そういう意味で、非常に大きなピースがチームに帰ってきた、そういう印象を受ける1イニング1イニングのピッチングでしたね。(交代は)得点されるまではっていうところでした」。
岩崎が100セーブを達成し、151ホールドをとともに2部門で「100」に到達した。日本通算243セーブ、163ホールドを挙げている指揮官は「ああいうポジションで長くやる。非常に長い年月をかけて達成にたどり着くというのは、本当に本人の努力と、忍耐力と、その中でも攻めていかなければいけないというその境地ですね。今後もそういう姿を期待してます」と称えた。さらに、「岩崎の人生の中で通り過ぎていくような数字かもしれないですけど、現役が終わるまでは立ち止まらない方がいいんじゃないですかね。止まらずに進む方が、まだまだと思いながら進む方が、元選手としてはおすすめですね」と更なる活躍を期待した。