ベッテル、フェラーリF1が抱える不安要素はスピード、タイヤ、信頼性の問題と指摘

5月18日(金)8時0分 AUTOSPORT web

 セバスチャン・ベッテルは、2018年シーズンの残りへ差し掛かるにあたり、フェラーリF1が決定的な3つの不安要素に直面していると語った。


 チームはオーストラリアGPとバーレーンGPでベッテルが立て続けに勝利をあげ、好調にスタートを切った。しかし続くアゼルバイジャンとスペイン戦では、メルセデスが勢いを取り戻してきており、ベッテルはメルセデスの方が有利になっているのではないかと危惧している。


「僕たちには十分なスピードがなかった」と直近のスペイン戦を振り返ってベッテルは言った。


「もし僕たちにそれが分かっていなかったとしたら、目が見えていないより問題だよ。なぜなら最初のスティントでペースがなかったのだから」


 SF71Hへの大量のアップグレードをもってしても、フェラーリは突破口となるパフォーマンスを得られずにいる。


「全員がこのレースにアップデートを持ち込んだ。もしかしたら他のチームは僕たちよりもっと多くのものを持ち込んだのかもしれない」


 日曜日の決勝ではハミルトンが圧倒的な強さを見せた一方、ベッテルは2回目のピットストップを余儀なくされ、敗者復活となるはずだった表彰台を逃した。彼はタイヤもまた、現在スクーデリアが抱えるもうひとつの問題であることに同意した。


「僕たちは週末の間、タイヤに少々苦戦していたと思う」とベッテル。レースではカタルニア・サーキットで新たにコースが舗装されたことへの対応として、ピレリがタイヤのトレッド幅を調整していたのだ。 


「今回はタイヤが異なるものになっていて、もしかしたらそれは、僕らよりも他のチームに合うものだったのかもしれない。ピレリはタイヤを変えたが、それは全チームのための措置だった」


「僕たちが目指すのは他の皆より悪い状態になることではなく、良い状態になることのはずだ。タイヤの磨耗や寿命が他のドライバーたちと同程度でなかったのは、僕たちのミスだった」


 ベッテルは、タイヤ幅の変更によってメルセデスが不公平に恩恵を受けていたと信じる陰謀論者のひとりではない。それどころか、彼は変更がなければフェラーリはさらに悪い状態だったかもしれないと認めている。


「もし僕たちが日曜日に今までと同じタイヤを使っていたら、おそらくもっと悪かっただろう。だからこれは正しい対応だったんだ」と、ベッテルはバルセロナでのインシーズンテストに随行している記者に向けて語った。


 信頼性の問題が浮上したことも、ベッテルにとっては懸念材料となっている。チームメイトであるキミ・ライコネンは金曜日のフリー走行後、予防策としてエンジンを交換しなければならなかった。しかしレースでの25周目、彼はパワーユニットのトラブルによりリタイアを余儀なくされた。


 ドライバーにとって重要なエンジンコンポーネントは、シーズンを通してそれぞれ3基しかないことから、ライコネンは今年後半にグリッドペナルティを科されるという可能性に直面している。そしてベッテルは、彼にも同じことが当てはまるのではないかと恐れている。


「近頃は次のレースに何が欠けているのか、その原因は何かということを理解することが重要だ。(スペインGPの)週末は信頼性の面で不十分だった。キミはエンジンに問題があり、レースをリタイアした」


「何度も言ってるけれど、このチームは強く、沢山の可能性を持っている。でも僕たちは抱えている問題に必ず取り組むようにする必要もある」


「それがなんの役に立つかって? なぜ言い訳を探すんだ? 肝心なのは僕たちは勝てるほどには速くなかったということで、それこそが取り組む必要のあることだ」と彼は締めくくった。


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