G大阪・黒川圭介、関西ダービー歓喜一転涙 一時同点弾も痛恨クリアミスで決勝点献上

2025年5月18日(日)6時0分 スポーツ報知

後半28分、一時同点のゴールを決めた黒川圭介(カメラ・朝田 秀司)

◆明治安田J1リーグ▽第17節 神戸3ー2G大阪(17日・ノエビアスタジアム)

 G大阪は神戸に2—3で敗れ、連敗で6位から8位に後退した。後半だけで全5点が飛び交う意地のぶつかり合いとなったが、アディショナルタイムに3度目の勝ち越しを許して力尽きた。自身の中途半端なクリアが決勝点につながったDF黒川圭介(28)は、試合終了の笛と同時に両ひざをついてうなだれた。

 神戸は中学時代に下部組織に所属した“古巣”。対戦は後半44分まで出場しながら0—1で敗れてタイトルを逃した、昨年11月の天皇杯決勝以来(国立)だった。「ここで勝ちたい思いがすごくあった」。秘めた思いを体現するかのように、1—2の後半28分、ゴールエリア左から逆サイドのネットを揺らす一時同点のゴール。後半11分にはMF倉田の得点につながるパスも供給した。「貢献できている感覚もあった中で、自分が試合を壊してしまった。申し訳なさと責任を感じて」。試合後、涙が頬を伝った。

 ピッチに崩れたレフティーを、倉田は「2得点に絡んでいるのはお前やから。お前のせいじゃない」と立ち上がらせた。落ち着きを取り戻した黒川は「取り返すしかないと思っている。連戦が続くので次に向かってやっていかないといけない」と呼応した。今季はリーグ戦全17試合に先発出場し、総走行距離もチームトップ。不動の左サイドバックとして、この黒星を必ず糧にする。(森口 登生)

 ◆黒川 圭介(くろかわ・けいすけ)1997年4月13日、兵庫・明石市生まれ。28歳。中学時代は神戸の下部組織に所属した。大阪桐蔭を経て、関大3年時にG大阪への入団が内定。4年時の19年4月24日、ルヴァン杯の磐田戦で特別指定選手としてデビューし、いきなり1アシストをマークした。J1通算139試合6得点。J3通算19試合1得点。173センチ、70キロ。利き足は左。

スポーツ報知

「G大阪」をもっと詳しく

「G大阪」のニュース

「G大阪」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ