広島・新井監督「腹に据えかねるものあった」阪神・藤川監督とのメンバー表交換時の態度のワケ明かす
2025年5月18日(日)18時1分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 広島1—3阪神(2025年5月18日 甲子園)
広島の新井貴浩監督(48)が18日の阪神戦(甲子園)後に、阪神・藤川球児監督(44)との“遺恨”について説明した。
引き金となったのは前回の3連戦最終戦、4月20日の甲子園での一戦。8回に広島・岡本の投球が阪神・坂本の頭部への死球となり、激怒した藤川監督がベンチを飛び出し、一時両チームが入り乱れるという場面が生まれていた。
新井監督は当日について「こちらとしては謝罪をしていたんだけど、ああいうふうに来られたら自分もチームを預かる者として、年長者として腹に据えかねるものがあった」と振り返り、「(岡本は)ルーキーだしね。外の変化球がすっぽ抜けてしまったので、それについて謝罪はしていた」と説明。広島ベンチからも「うちから何かを言ったとかは一切ない」と強調した。
その時以来の対戦となった16、17日の試合前のメンバー表交換時には両者とも言葉を交わすことなく目を伏せたまま握手。しかしカード3試合目のこの日は、目を合わせてがっちりと握手した。
この行動については「メンバー交換の時だけ」と前置きし、「いつまでもとは思っていなかったし、私がとった行動に対して不快に思われたファンの方とか、心配してくれたファンの方には申し訳ないと思っている。もうこれで終わりです」と話した。
藤川監督と新井監督は現役時代、08〜12年の5シーズン、阪神でチームメートだった。首位攻防戦は阪神が逆転勝利し、2位・広島とのゲーム差を1・5に広げた。