ド軍指揮官「昔のカーショーのような投球」 復帰登板で初回3失点から修正した212勝左腕を評価

2025年5月18日(日)14時50分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ ドジャース9—11エンゼルス(2025年5月17日 ロサンゼルス ドジャースタジアム)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が17日(日本時間18日)、本拠エンゼルス戦で今季初登板初先発し、4回5安打3四球2三振5失点で勝敗はつかなかった。初回1死満塁から5番・オハピーの2点適時打と7番・ルーゴの適時二塁打でいきなり3失点。3回には3番・ウォードにソロ本塁打を浴び、4回にも犠飛で1点を失った。

 昨年11月に左膝半月板と左足親指の手術を受け、リハビリとマイナー登板を経て同8月30日のダイヤモンドバックス戦以来260日ぶりのメジャーマウンド復帰。全83球のうちストライクは48球で、最多はスライダーの34球、直球の最速は90.9マイル(約146.3キロ)だった。

 ドジャースのロバーツ監督は試合後、カーショーについて「球速は良かったと思います。スライダーやカーブ、チェンジアップも時折良くて、全体的な球の質には満足しています」と総括。一方で「ただ、コマンドが安定せず、追い込んだ後に打者を仕留めきれませんでした。これは彼の持ち味なのですが、今夜はそれができなかった。感情のコントロールや久々の登板による影響もあったかもしれません」と指摘した。

 通算212勝左腕の約9カ月ぶりの復帰戦は本拠ドジャースタジアムだった。「気持ちの高ぶりはあったと思いますが、うまくコントロールしていたと思います。特に久々にドジャースタジアムで登板できたことに対して、気持ちを抑えていたように見えました」と話し、初回3失点からの修正について「初回は苦しかったですが、2回は11球で3者凡退と“昔のカーショー”のような投球でした。彼らしいテンポの良い投球でしたし、最初の回で球数が増えた中で、4回まで投げてくれたのは大きかったです」と評価した。

 この日はメジャー昇格2試合目のラッシング捕手とバッテリーを組んだ。指揮官は「よくやってくれたと思います。ダルトン(ラッシング)は良いリードをしましたが、結局は投手がしっかり投げる必要があります。(ラッシングは)バットでも活躍していましたし、良い夜だったと思います」と24歳の捕手を評し、「キャッチャーとして責任を感じる気持ちは尊重しますが、今夜の敗因は彼のせいとは思っていません」と言い切った。

スポーツニッポン

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