大谷翔平の足が珍事を誘発 エ軍守護神ジャンセンが2点リードの9回に故意ボーク 大谷を三塁に進ませる
2025年5月18日(日)14時24分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース9—11エンゼルス(2025年5月17日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は17日(日本時間18日)、本拠でのエンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。メジャー2度目の6打数無安打に終わり、4試合ぶりの無安打。連続試合出塁は13で止まった。試合はドジャースが2度追いつく粘りを見せたが、7回にローガン・オハピー捕手(25)の3ランなどで逆転され、ア・リーグ西地区最下位のエンゼルス相手に痛恨の連敗を喫した。ドジャースはエンゼルスとの「フリーウエー・シリーズ」で2019年以来のカード負け越しとなった。
ドジャースが2点を追う9回に珍しいプレーが発生した。エンゼルスの守護神ジャンセンが8回途中から救援登板し、9回も回またぎ登板。9—11と2点を追う9回に代打スミスが大谷の前で左前打を放ち、代走にキム・ヘソンが送られた。しかし、大谷は2球目を打って二塁へのゴロ。際どいタイミングだったが、二塁でキムが封殺された。
一塁に残った大谷は相手守備陣が警戒していない隙をついて二塁へ進塁。さらにエンゼルスの守護神ジャンセンが大谷の足を警戒して故意にボークし、大谷に対して三塁へ進めというようなジェスチャーまで見せた。大谷を三塁へ進めたがベッツが中飛に倒れてゲームセットとなった。大谷以外の先発メンバー全員に安打が生まれたが、期待の大谷は最後まで快音を響かせることができなかった。
地元放送局「NBCロサンゼルス」のマイケル・デュアルテ氏は自身のXで「ジャンセンがボークで大谷を三塁にいかせた。驚くことではない。彼はドジャース時代もよくやっていた」とつづった。
ファンもSNS上でジャンセンの故意ボークに反応。「ジャンセンのボークしてやるから3塁行けや投法大好き」「大谷さんが2塁にいるの煩わしいから申告ボークで3塁行かせたジャンセン草」「ジャンセンとかキンブレルみたいな大ベテランは申告ボークやるよね」などと三塁へ進ませながら得点を許さなかったジャンセンの好投を称える声があった。