ソシエダ久保 ホーム最終戦で7試合ぶり白星届けた! 恩師への“惜別弾”は惜しくもお預け
2025年5月19日(月)4時4分 スポーツニッポン
◇スペイン1部第37節 Rソシエダード3ー2ジローナ(2025年5月18日 サンセバスチャン)
スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が18日、本拠ジローナ戦に先発フル出場。PK獲得や惜しいシュートを放つなど見せ場を作って3ー2の勝利に貢献。ホーム最終戦、今季限りで退任するアルグアシル監督へ7試合ぶりの白星を届けた。
試合前にはホーム最終戦ということもあり今季限りで退任となるアルグアシル監督へのセレモニーが行われ、これまでの実績を称えクラブから金とダイヤモンドのバッジが授与されスタジアムから大きな拍手が送られた。
独特な雰囲気の中、前半5分に先制ゴール。MFブライス・メンデスの右CKからMFマリンが豪快ダイビングヘッド。鮮やかにネットを揺らすと、監督の元へと駆け寄り抱き合う場面があった。
喜びもつかの間、同10分に失点。あっさり同点に追いつかれてしまうも同19分、味方からのパスをエリア内で受けたMF久保が後方から足を引っかけられてPKを獲得。この絶好機をFwオヤルサバルが落ち着いて決め、2ー1と再び勝ち越しに成功。オヤルサバルも監督の元へと駆け寄りハイタッチを交わして抱き合った。
久保は前半からサポーターを沸かせる好プレーを連発。前半22分、こぼれ球を拾って左足で強烈なシュートを放つも相手GKに防がれ惜しくもゴールならず。同36分にはドリブル突破から右サイドを切り崩し、深い位置まで進入。角度のない所からクロスを入れたが相手にブロックされた。
さらにアディショナルタイム、左CKがクリアされたボールをエリアの外からそのままダイレクトで左足ボレー。打った本人も少し驚いた表情を見せるほど鋭いシュートを放ったが、今度も相手GKのファインセーブに阻まれてしまった。
試合は後半、流れが悪くなると失点。同32分、古巣対戦となったFWポルトゥに決められ2ー2。このまま終わるかと思われたが同アディショナルタイム、途中出場のFWマリーズクレナが鮮やかなダイレクトボレーで決勝弾。指揮官へ7試合ぶりの白星を届けた。
フル出場した久保もゴールを決めて“恩師”アルグアシル監督と抱擁を交わしたいところだったが相手GKの攻守に阻まれ無得点。後半決定機は訪れなかったが前半は躍動。PK奪取や左足での芸術的なボレーシュートなどでサポーターを沸かせた。