若隆景 安青錦の連勝止めて勝ち越し 「対戦する番付に上がってきたし、自分も負けないように...」
2025年5月20日(火)19時52分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所10日目(2025年5月20日 東京・両国国技館)
小結・若隆景(30=荒汐部屋)が、幕内最年少の安青錦(21=安治川部屋)を肩透かしで下した。
安青錦の連勝を止め、勝ち越しを決めた。「前傾で勢いのある若い力士。しっかり自分らしい相撲を取っていきたいと思った」と鋭い出足から低く当たり、最後は肩透かしで下した。
安青錦にとって若隆景は憧れの存在。春巡業では初参加の21歳に助言を送り、ぶつかり稽古で胸を出すなど、ともに汗を流した。巡業初日に「明け荷を近くに置いていいよ」と話し、支度部屋での明け荷は隣同士だった。
「対戦する番付に上がってきたし、自分も負けないようにという意識だった」と貫禄を示し、2敗をキープ。「体の動き自体は良いんじゃないかと思う」と力を込めた。あす11日目は、初日から10連勝中で綱獲りに挑む大関・大の里(24=二所ノ関部屋)と対戦する。