宇佐美兄弟がRIZIN韓国大会参戦!パトリック「兄弟で時代創る」、メイソン「2人で派手なKOしたい」
2025年5月20日(火)12時30分 スポーツニッポン
総合格闘家の宇佐美正パトリック(25=クレイス)とRISEウェルター級王者の宇佐美秀メイソン(24=team VASILEUS)の“宇佐美兄弟”がスポニチアネックスのインタビューに応じ、31日に開催されるRIZIN初韓国大会「RIZIN WORLD SERIES inKOREA」への意気込みを語った。
「2人で花火をブチ上げる」。
RIZIN初韓国大会では“日韓戦”をテーマにした試合がマッチメークされた。その中で“宇佐美兄弟”が名前を連ねた。
兄・パトリックは「2人でオファーをいただいた時は、俺たち兄弟で時代を創っていかなアカンと思った」と兄弟参戦を喜び、弟・メイソンも「日本格闘技といえばやっぱりRIZIN。世間一般の人も知って舞台なので、すごく有名になれる大舞台のチャンスだと思ってる。ここでお兄ちゃんと2人で派手なKOしたい気持ちになった」と完全アウェーの韓国決戦に燃えていた。
今年初戦のパトリックはUFCでも活躍した“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンの推薦選手であるキム・シウォン(韓国)と対戦。「相手はアグレッシブ。打撃が好きな選手と聞いてますけど、しっかり対応できるように準備する」と分析した。
メイソンは初代MAX FC王者で現KBC王者のジョ・サンヘ(韓国)と王者対決に臨むが「相手は自分のレベルではない」と豪語。「自分の方が強いことを証明するために倒す」と強気の言葉を並べた。
兄弟で同じ大会に出場するのは、22年4月24日の「POUNDSTORM」以来となる。パトリックは「メイソンはチャンピオンで、試合していくことにめちゃくちゃ強くなってる。だから変に硬くならず、楽にいつも通り試合してくれたらと思う。そして試合にだけ集中してすれば間違いなく大丈夫」と弟にエールを送った。さらに「先にメイソンが戦うことで刺激を受けられるし、最後まで諦めたらアカンと思える」と明かした。
メイソンも「自分が先に戦うと思うので、しっかりいい勝ち方をしてお兄ちゃんに繋げたい。そして2人でしっかりKOしたいと思う」と気合いを入れた。
最後にファンに向けてパトリックは「めちゃくちゃヤバいと思ってもらえるような試合をする」と意気込むと、メイソンも「格闘技ファンのみんなに見てて、面白いような試合を必ずします。僕も兄ちゃんもKOでしっかり勝つと思うので、応援をよろしくお願いします」とメッセージを送った。(酒井 卓也)
◆宇佐美正パトリック(うさみ しょう ぱとりっく)2000年(平12年)5月8日生、大阪府出身の25歳。幼少期に父親の影響で空手を始め、高校時代にアマチュアボクシング6冠を達成。その後MMAに転向。22年10月からRIZINに参戦している。前回の試合は、24年大みそかの「雷神番外地」でブレイキングダウンで活躍する細川一颯(フリー)から強烈ボディーで2RKO勝利を飾った。
◆宇佐美秀メイソン(うさみ ひで めいそん)2001年(平13年)5月20日生、大阪府出身の24歳。幼少期に父親の影響で空手を始め、しばらくすると格闘技から離れて15歳から20歳までカナダで過ごす。20歳で日本に戻り、改めて格闘技を始める。22年12月にキックボクシングデビュー。デビュー戦から初代K—1MAX王者のアルバート・クラウスに完勝の内容で判定勝利。24年12月には實方拓海を下して、RISEウェルター級王座を獲得した。これまでキックボクシングでは8戦7勝(4KO)1分の戦績を残して、今回がRIZIN初参戦となる。