【オークス】21年ユーバーレーベン以来Ⅴへ伏兵2頭出し手塚久師が不敵な笑み
2025年5月21日(水)7時0分 スポーツ報知
オークスで巻き返したいブラウンラチェット
◆第86回オークス・G1(5月25日、東京・芝2400メートル)=5月20日、美浦トレセン
東の名門が強豪撃破へ着々と態勢を整えている。手塚久厩舎はブラウンラチェットとゴーソーファーのキズナ産駒2頭がスタンバイ。アルテミスSの勝ち馬ブラウンラチェットは「ここまで競走向きの性格をした馬はなかなか管理したことがない」と高く評価している。半兄がフォーエバーヤングで期待も高いが、阪神JF16着、桜花賞9着と近走は結果を出せていない。「桜花賞は状態も良かったけど、大外枠で出遅れてレースができなかった。ゲート練習もしているし、ポジションが取れれば」と巻き返しへ意気込んだ。
ゴーソーファーは距離延長がプラスの見立てだ。「2頭とも延びるのはいいけど、特にこっちは確実に上向くね」と自信をのぞかせる。14日の1週前追い切りでは手綱を執った津村に「正直、物足りない」と辛口のジャッジを下されたが、トレーナーは「遅れた理由はもう分かっているから、今週は大丈夫だと思う。中3週だし順調に調教が積めていれば問題ないでしょう」と不敵な笑みを浮かべた。厩舎として21年ユーバーレーベン以来の制覇へ、伏兵2頭から金星の予感だ。(角田 晨)