【オークス】 「状態に関しては一切不安はありません」上村調教師が自信 2歳女王が気配抜群で臨戦態勢整った

2025年5月22日(木)6時0分 スポーツ報知

アルマヴェローチェ(左)は初めて坂路で最終追い切り

◆オークス追い切り(21日・栗東トレセン)

 「状態に関しては一切不安はありません」。アルマヴェローチェの最終追い切り後に上村調教師がきっぱり話したのには理由がある。

 阪神JFは約3か月ぶり、桜花賞は約4か月ぶりの休み明け。ともに当該週は栗東・CWコースで3頭併せを消化し、個人的には『間に合った』という印象だった。特に前走時は牡馬2頭の真ん中でプレッシャーを受けながら駆け抜け、精神的にも負荷がかかる内容で最後まで攻め抜いていた。だが今回は初めて坂路で最終調整され、55秒1—12秒3で併入した。オーバーワークを避け、乗る距離が短くて十分という判断で、闘志を秘めた抜群の気配を示している。

 普段はこの日も手綱を執った元騎手で担当の柴原助手が絶妙なさじ加減で調整しているが、14日のCWコースでの1週前追いで上村師自ら初めて速い調教に騎乗したことも、冒頭の言葉の裏付けになっている。下馬した際、「自分で操作性を確かめたかった」と意図を説明し、乗り心地に酔いしれたような満足げな表情が忘れられない。

 デビューから2戦は1800メートル。上村師は「もともとオークス向きと言ってきた馬。操作性も高く、距離が延びることはまったく問題ないと思っています」と力強い。初の長距離輸送、左回りにも、柴原助手が「阪神JFの時から男馬のように余裕があるのが強み。よく食べるので強い調教ができる。左回りもまったく気にしてません」と胸を張っており、大目標を達成する可能性は高いとみている。(玉木 宏征)

スポーツ報知

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