【オークス】桜花賞9着からの巻き返しへ手加減なしの仕上げ 手塚久調教師「距離は延びていいと思う」

2025年5月22日(木)6時0分 スポーツ報知

好気配を漂わせるブラウンラチェット

◆オークス追い切り(21日・美浦トレセン)

 手加減なしの仕上げに気配の良さが感じられた。桜花賞9着から巻き返しを狙うブラウンラチェットは、美浦・Wコースでレッドアーバイン(5歳1勝クラス)を3馬身半追走から6ハロン83秒1—11秒8の馬なりで楽に併入。手塚久調教師は「先週に(レーンを乗せて)しっかりと負荷をかけたので、今週はちょうどいいあんばいじゃないかなと思う」と満足げで、3週連続で併せ馬を消化できた点は高く評価したい。

 前走時は輸送の負担を考慮して直前は栗東に滞在して、最終追い切りも坂路単走で微調整程度だった。2走前の阪神JF(16着)は、その前に勝ったアルテミスSの疲労が抜けきらず、12キロ減の馬体重428キロと本調子にはなく、前走も慎重に仕上げていかざるをえなかった。それでも前走で馬体重444キロと体を戻せたのは収穫で、この中間もキープできているのは好材料だ。

 桜花賞は大外枠から出遅れて消化不良でもあり、敗因の説明がつく内容だった。「距離は延びていいと思う。阪神JFで1番人気にしてもらったが、そこから結果が伴っていなくて人気的にも落ちてしまったが、ポテンシャルはオークスの上位人気馬と遜色ないと思う」と手塚久師。関東圏でデビュー2連勝を飾った“地の利”に加え、踏み込んだ調整ができているなら、逆襲は可能と判断したい。(坂本 達洋)

スポーツ報知

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