大谷翔平延長10回の5打席目申告敬遠で大ブーイング→二盗 山本由伸7回110球無失点も6勝目ならず
2025年5月21日(水)14時6分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—ダイヤモンドバックス(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、山本由伸投手(26)が先発した本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う延長10回1死二塁の5打席目は申告敬遠で大ブーイングに包まれた。その後1死一、三塁で今季11個目の盗塁となる二盗を決めた。
ダイヤモンドバックスの先発は右腕のネルソン。初回先頭の1打席目は右飛に打ち取られ、4回先頭の2打席目も二ゴロ。2番手右腕・モリリョとの対戦になった6回先頭の3打席目も二ゴロに打ち取られた。8回1死走者なしの4打席目は左腕のビークスから左中間への二塁打を放って3試合連続安打をマークしたが得点にはつながらなかった。
先発した山本は3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。4回に四球を与えたが、4回まで無安打無失点の好投を見せた。山本は6回まで90球で出した走者は四球による1人だけのノーヒット投球。7回のマウンドにも上がり、1安打を許したが無失点で抑えて6勝目の権利をつかんだが、1—0の9回にスコットがモレノに同点ソロを浴びて追いつかれて6勝目は消えた。
前日19日(同20日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦は、6点を追う6回1死走者なしの3打席目に、3試合ぶりの本塁打となる17号ソロ。シュワバー(フィリーズ)と16本で並んでいたが、MLB全体の単独トップに立った。5月では自己最多の月間10発。直近6戦5発と調子を上げている。
試合前にはグラウンドでキャッチボールを行った大谷。これまで右肘の負担などを考慮して投げていなかったスライダーを解禁した。キャッチボールで、相手が立ったままだったが、3月に投手調整のペースを落としてからは封印していた球種だが、入念にフォームを確認しながらスライダーを8球、カーブを9球投げ込んでいた。近日中にも打者相手に投げる可能性も高まっており、投手復帰への調整もスピードが上がっている。