Bリーグ 千葉Jのジョン・ムーニーとクラブに厳重注意処分 試合中にベンチの椅子を蹴る
2025年5月21日(水)16時14分 スポーツニッポン
バスケットボールBリーグは21日、5月18日に開催された宇都宮ブレックスー千葉ジェッツ戦において、千葉Jのジョン・ムーニーが同試合にベンチの椅子を蹴る行為をしたとして、クラブおよび選手に対して厳重注意処分を行ったと発表した。
リーグは公式サイトを通じ5月18日の試合において「千葉ジェッツの#33ジョン・ムーニー選手が同試合中3Q残り5:40頃に、ベンチの椅子を蹴る行為が発生しておりました」と報告。
続けて「本事象は、懲罰規程第5条第3項第8号に該当しうる可能性があったことから、試合終了後にゲームディレクターおよびリーグにてベンチの状況を確認しましたが、当該行為による損傷はなく、器物破損(器物破損とは、他人の所有する物品や施設内の備品などを壊したり、損なったりする行為を指す)の結果は確認されませんでした」と明かした。「また、5月19日(月)に規律委員会にて審議した結果、懲罰規程第5条第3項第8号およびその他の明確な適用条文がないことから、懲罰規程による懲罰発行はできないとの判断にいたりました」と公表した。
しかしながら「当該行為は、リーグの品位を欠く行為および周辺のお客様に危険が及ぶ可能性がある行為であることは事実であり、懲罰の発行ができないからといってリーグとしてこれを看過することはできないことから、クラブ、選手に対してリーグより厳重注意処分とすると判断をいたしました」と発表した。
これを受け、千葉Jは公式サイトを通じ「本件は、スポーツマンシップに反し、競技に関わる方々への敬意およびプロスポーツ選手としての模範性を著しく欠く極めて不適切な行為であり、クラブとして大変遺憾に思っております」とコメント。「当クラブでも本件を厳粛に受け止め、当該選手に対して厳重注意を行うとともに、スポーツ選手としての自覚と責任を再認識させるべく、今後適切な教育・指導を行ってまいります」とした。
ムーニーも「試合中に椅子を蹴ってしまった件について、心よりお詫び申し上げます。感情を抑えることができず、自分の行動についての責任を、真摯に受け止めています。あの場面では、気持ちが高ぶってしまい、冷静さを欠いてしまいました。試合と、チームに貢献するために集中していたため、その行動による影響について深く考えることができませんでした。時間が経った今、自分の行動を振り返り、深く反省しています。千葉ジェッツの関係者の皆さま、ブースターの皆さま、そしてブレックスの関係者の皆さまに対し、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後は同じことを繰り返さないよう、自分自身を見つめ直し、より一層責任ある行動を心がけてまいります」とコメントし、騒動を謝罪した。