中谷潤人 西田凌佑との統一戦へ必勝パターンは「3、4つある」 1カ月過去最多の250Rで対策万全
2025年5月21日(水)17時33分 スポーツニッポン
◇WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦 WBC王者・中谷潤人《12回戦》IBF王者・西田凌佑(2025年6月8日 東京・有明コロシアム)
WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)が21日、合宿先の米ロサンゼルスから羽田空港着便で帰国した。IBF世界同級王者・西田凌佑(28=六島)との王座統一戦に向け、約1カ月の米国合宿を終え「しっかりやれることをやって調子を上げてこられた。充実したキャンプだった」と笑みを広げた。
現地では師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下、1カ月で過去最多となる250ラウンドのスパーリングを消化したという。西田を想定し現地の世界ランカーや、米国で活動する12戦全勝(3KO)の秋次克真(27)ら左構え選手を相手に対策を重ね「ルディさんからの指示を試しながら日々やっていくような感じだった。それを試合で発揮したい」と拳を握った。
23年に米ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、同級2位だったアンドルー・モロニー(オーストラリア)を12回KOで下し世界2階級制覇を達成してからちょうど2年。左フックで相手を失神させる鮮烈なノックアウト劇の再現も期待される。西田戦への具体的な対策は「言えない」と苦笑しながら「用意した数は3、4つくらい。コンビネーションも、当てるところも」と勝ちパターンを思い描き「ずっと思いを持ってきた統一戦を今回させていただけることに感謝して、存分に発揮したい」と力強く話した。
興行はプライム・ビデオで独占ライブ配信。