巨人5月初の3連勝!赤星がプロ初完投を完封で飾る快投 打っても2打点 甲斐、エリー、増田陸で5点快勝
2025年5月23日(金)20時42分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人5—0ヤクルト(2025年5月23日 東京D)
巨人が今季9度目の先発マウンドに上がった赤星優志投手(25)の快投で5月初の3連勝を飾った。赤星はプロ初の完投を完封で飾り、今季3勝目(3敗)。打っても自身初の2打点を挙げるなど投打で25歳右腕が躍動した。
首位・阪神に連勝して迎えた一戦。先発の赤星が4回まで無失点と力投を見せる中で、相棒のバットが先制点を叩き出した。0—0で迎えた4回。前夜のヒーロー・門脇が先頭で遊撃内野安打を放ち出塁。続く吉川の打席で盗塁にも成功した後、吉川の二ゴロの間に門脇は三塁へ。4番・キャベッジは四球を選び1死一、三塁のチャンスで打席に立った甲斐は、相手先発左腕・山野が投じた10球目を中前にはじき返し先制点を叩き出した。粘りに粘った後の一打に、ベンチでは甲斐と同じくソフトバンクから加入したリチャードが雄叫びを上げ喜んだ。
この一打で勢いがついた打線は、続くヘルナンデスも右前適時打。さらに泉口が四球を選び満塁とした後、浅野が見逃し三振に倒れたが、9番・投手の赤星が2死満塁で、山野の投じた2球目の直球をコンパクトにスイング。打球は中前に抜け、三走・甲斐に続き、二走・ヘルナンデスが気迫のヘッドスライディングで生還。この回、4点を奪い、東京Dのボルテージは最高潮に達した。
4—0のまま迎えた6回には、2死から浅野が中前打、赤星が四球でつなぎ、増田陸が左翼線に強烈な当たりを放ち1点を加点した。
赤星は自身最長タイ、今季初の8回のマウンドも無失点で抑えると、自身初となる9回のマウンドへ。大歓声の中で3者凡退斬りで完封勝利を飾った。気迫の116球を投げ終えた赤星は、お立ち台で投げ抜いた先に見えた景色について「一緒です」と語りスタンドの笑いを誘った。
▼甲斐 チャンスだったので何とか次につなぐ意識で打席に立ちました。良い結果になって良かったです。
▼ヘルナンデス 打ったのはストレートだね。三塁ランナーを何としても還そうと思って打席に立ちました。追加点を取れて良かったよ。
▼増田陸 チャンスで一本打てて良かったです。