日本ハムのレイエスが9号ソロでリーグトップの万波に並ぶ!三塁打出ればサイクルも
2025年5月23日(金)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 日本ハム3−4ソフトバンク(2025年5月22日 エスコンF)
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が22日、ソフトバンク戦に「6番・DH」で出場し、2点ビハインドの2回1死から右翼席へ9号ソロを放った。リーグトップを走る同僚の万波中正外野手に本塁打数で並び、25打点は単独トップに躍り出た。試合は延長の末に敗れたが、来日2年目の助っ人は4回の左翼線二塁打、6回の中前打も得点に絡むなど、三塁打が出ればサイクル安打という活躍だった。
打球方向を見つめながら、ゆっくりと歩を進めた。高々と舞い上がった白球が、スタンドインするまで5秒91。右翼席へ着弾したのを確認すると、レイエスはバットを放り投げた。14日のオリックス戦以来6試合ぶりの一発。万波に並ぶリーグトップタイの9号ソロで、反撃ののろしを上げた。
「今日は甘い球を見逃さないと決めていました」。2点を追う2回1死で迎えた1打席目。それも言葉通りの初球だった。相手先発・前田純の138キロ外角直球を見逃さず、逆らわずに逆方向へとはじき返した。「最近は消極的な打撃が続いていた。チームメートからも“もっと積極的なバッターだろ”と言われていた」と、積極性を取り戻して快音を響かせた。
好調モードに突入だ。来日2年目の今季は4月こそ打率・244、11打点、3本塁打と苦しんだが、5月に入って前日まで打率・298、13打点と上昇中。5月だけで6本塁打と本来の打撃を取り戻しつつある。自身の携帯の写真ホルダーには自身の打撃動画が埋め尽くされており「メニー、メニーバッティング。バッティングオンリー」と、常に打撃を研究する姿勢が好調を生んでいる。
1点を追う4回1死一塁では左翼線二塁打で好機を拡大し、続く水野の中犠飛で一時同点に追いついた。5回に再び勝ち越しを許すも、6回1死一、二塁では代わったばかりの藤井から中前打を放ち、再び同点に追いつく起点となった。4月9日の楽天戦以来、今季3度目の猛打賞。好調のレイエスがいる打線ほど怖いものはない。