首位阪神は中日に競り勝つ 先発村上はじめ投手陣が踏ん張り、延長11回に集中打
2025年5月23日(金)22時3分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神3—0中日(2025年5月23日 バンテリンD)
阪神は中日に勝ち、連敗を2で止めた。
両チーム無得点の延長11回、先頭の代打・糸原が中前打。梅野の送りバントで1死二塁とし、近本が先制の中前適時打を放った。その後、1死二、三塁から森下の2点二塁打で、ほぼ勝負を決めた。
先発マウンドの村上は7回6安打無失点と粘りの投球を見せた。4回まではわずか1安打。5回以降は毎回ピンチを作った。5回無死一、三塁、6回1死三塁、7回1死一、二塁…。その全てを無失点で切り抜け、味方の援護を待った。村上にとって中日は、5月10日の甲子園決戦で100球未満での完封勝利「マダックス」を達成した相性の良い相手。この夜も淡々とゼロを積み重ねた。2番手の石井、3番手の湯浅とブルペン陣も奮投した。
打線は中日投手陣を攻めあぐねた。先発・涌井に対し、初回先頭で近本が中前打し、中野が送って1死二塁とするも後続が凡退。2回も先頭・大山が左前打でチャンスメークしたが、木浪、豊田、坂本が倒れた。結局、涌井には7回無得点。その後も、なかなか得点できなかった。