【阪神】育成出身ルーキー・工藤がつかまり敗戦 OSのアベック打点神話が26連勝でストップ
2025年5月24日(土)17時44分 スポーツ報知
6回、交代を告げた藤川球児監督(カメラ・義村 治子)
◆JERAセ・リーグ 中日5—4阪神(24日・バンテリンドーム)
阪神が接戦を落とした。同点の8回に登板した育成出身の新人右腕・工藤が無死二、三塁のピンチを招き、1死から高橋周に勝ち越しの中前2点打を浴びた
リリーフ陣は苦しい台所事情だった。この日は6回から岩貞が2イニング無失点。連日、ブルペン陣の登板が増える展開で、前夜は石井が2イニングを救援していた。桐敷も左上肢の筋疲労で2軍調整する状況のなか、ベンチに残っていたのは連投中の守護神・岩崎、石井、及川、工藤、ネルソンに1軍登板のないドラフト3位・木下、椎葉。首脳陣は8回のマウンドを剛腕ルーキーに託したが、つかまった。
不敗神話も止まった。4番・佐藤輝が2回先頭で右中間へ12号ソロ。2点ビハインドの6回2死一、三塁では大山が左翼フェンス直撃の2点二塁打を放った。この2人が打点を挙げれば、昨年4月3日のDeNA戦(京セラD)から1分け挟んで26連勝中だったが、“神通力”は届かなかった。