連日の勝利呼びこむ一打に「僕は夏男です」巨人・ヘルナンデス、2戦ぶりスタメン起用に応えた適時打

2025年5月24日(土)5時50分 スポーツ報知

4回1死一、三塁、ヘルナンデスが右前に適時打を放つ

◆JERA セ・リーグ 巨人5—0ヤクルト(23日・東京ドーム)

 もう心配ない。エリエ・ヘルナンデス外野手(30)は、右手で小さくガッツポーズをつくって一塁ベースへ走り出した。「狙っていたボールが来ました」。1—0の4回1死一、三塁。外角低め147キロの直球を低弾道のライナーで逆方向へ運び、右前適時打とした。

 代打で同点2号ソロを放った22日の阪神戦(甲子園)から一夜明け、「6番・中堅」で2試合ぶりにスタメン復帰。守備でも5回1死一塁、山田の中前へ落ちそうな当たりに鋭く反応し、地面すれすれでスライディングキャッチした。4月24日に登録抹消となった際は阿部監督に「調子が悪くなってから守備でもミスするようになった」と指摘されたが、今度はバットの好調さが守備にも好影響を与えている。

 クレバーなエリーが帰ってきた。途中入団で救世主として活躍した昨季は第1打席の打率1割6分に対し、2打席目以降は同3割3分3厘。初対戦で球筋を見極め、試合中盤からの好結果につなげた。4回のタイムリーは、第1打席で「感触はよかったけどりきんでしまった」と、二直に打ち取られた低めの147キロの直球を捉えた一打だ。

 来日からちょうど1年。日本の四季を経験し「夏が一番好き。僕は夏男です。これから夏にかけて状態が上がっていきます」と言い切る。昨季は交流戦から出場してデビューから8試合連続安打、3試合連続猛打賞と大爆発。来日2年目も、初夏から猛チャージをかける。(内田 拓希)

スポーツ報知

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