【阪神】難病「胸椎黄色じん帯骨化症」克服の湯浅京己が997日ぶり白星…連日の延長戦も今季7度目完封勝ちで堅首
2025年5月24日(土)5時0分 スポーツ報知
延長11回、生還した(手前左から)中野、近本を迎える湯浅(中央=カメラ・義村 治子)
◆JERAセ・リーグ 中日0—3阪神=延長11回=(23日・バンテリンドーム)
阪神・湯浅が23年11月2日の日本シリーズ・オリックス戦以来、シーズンでは22年8月30日の広島戦(ともに甲子園)以来、997日ぶりに白星を挙げた。両軍無得点の延長10回に登板。内野安打に自身の失策も重なり2死二塁を招いたが、無失点で「勝ててうれしい」と笑みがこぼれた。
今季、国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」から復帰。ここまで10戦連続無失点と好投を続けている。4月29日に1軍復帰登板を果たしたバンテリンDで再び節目を飾った。記念球を持ち帰り、「一試合、一試合やるべきことをやるだけ。これからも変わらない」と胸を張った。
阪神は今季のバンテリンD4試合目で初勝利。チーム防御率12球団トップの投手陣で今季7度目の完封勝ちだ。藤川監督は「総力戦で耐えながら、この1勝は非常に大きい」と、かみしめた。(直川 響)