メモリアルな試合に登板した巨人の「15」 伝説の引退セレモニー電光掲示板にも名前…背番号物語

2025年5月24日(土)6時0分 スポーツ報知

 メモリアルな試合に「15」が輝いていた。

 まずは巨人の公式戦1勝目に勝利投手となったのが、「15」の畑福俊英だった。

 1936年7月1日にスタートしたペナントレース。初戦の名古屋戦に沢村栄治が打たれ敗れた後、3日の大東京戦(戸塚)に畑福が先発。スタルヒンの救援を仰いだが10—1の快勝。輝かしい球史の第一歩を飾った。

 畑福は翌37年にイーグルスに移籍、巨人での勝ち星はこの1勝だけだが、永遠に記録に残る1勝だ。

 もう一つのメモリアルは1974年10月14日の後楽園球場。長嶋茂雄の引退試合の日だ。ダブルヘッダーの第2試合、巨人が10—0で勝利した。8回からマウンドに上がったのが背番号「15」の横山忠夫だった。大量リードで投手としての記録には何も残らないゲームだったが…。

 試合後に行われたあの引退セレモニー。「巨人軍は永久に不滅です」というあいさつのバックにはオーロラビジョンがあり、電光掲示板の巨人の9番に「投手・横山」の名前があるのだ。今でも語り継がれ、映像も繰り返し放送されるあのシーン。「私の大きな誇り、自慢です」と横山は語る。

スポーツ報知

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