【リーグワン】BL東京が連覇王手 リッチー・モウンガが妙技で魅了!リーチ主将「試合中ワクワクした」
2025年5月24日(土)19時54分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部プレーオフ準決勝 BL東京 31—3 神戸(2025年5月24日 東京・秩父宮ラグビー場)
レギュラーシーズン首位のBL東京が、同5位の神戸を31—3(前半7—3)で下してリーグ史上初の連覇へ王手をかけた。
BL東京はペナルティーゴール(PG)で神戸に先制点を与えて迎えた前半15分、CTBロブ・トンプソン(33)が中央突破トライ。前半は両チームで1トライとロースコアの展開だった。後半3分、スクラムから右へ展開してNo・8リーチ・マイケル主将(36)のパスをWTB桑山聖生(28)が右の大外でキャッチしてトライ。同9分にはSOリッチー・モウンガ(30)が約45メートルのPGを決めた。17—3で迎えた同35分、HO橋本大吾(31)が22メートルラインから中央突破して一気にトライ。さらに同40分、CTBトンプソンが相手のミスによるこぼれ球をキャッチしてトライゾーンへ走り込んだ。
SOモウンガは前半で2度、自陣からのキックで敵陣22メートルラインを超えてタッチラインの外に出す「50:22」で敵陣でのラインアウトを獲得するなど攻撃の起点を作った。「天候を考えた上での選択。風を使って敵陣深くに入り込んで苦しめるプレーをした」。元ニュージーランド代表SOの妙技に、トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(53)は「プレッシャーが高い試合でもぶれることなくああいうプレーを見せられるのは、彼がワールドクラスの選手である要因」と絶賛。リーチ主将は「試合中だけど見ていてワクワクした」と笑顔で振り返った。
モウンガはこの試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞。連覇へ向け「プレーオフは特別な存在しか立てないので、まずは楽しむこと。瞬間瞬間を楽しんでベストなプレーで勝てたら」と意気込みを語った。