中須賀克行、開幕4連勝「明日も実力を最大限に発揮する」/2024全日本ロード第3戦SUGO JSB1000 レース1
2024年5月25日(土)15時48分 AUTOSPORT web
5月25日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラス決勝レース1が行われが宮城県のスポーツランドSUGOでで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)となっている。
全日本ロードレース第3戦SUGOのJSB1000レース1は中須賀が開幕4連勝を達成した。
好スタートを切ったのは野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)。岡本が順位を入れ替えながらのトップ争いを挑む。この2台に水野、中須賀と続く。
2周目突入のストレートでは野左根、岡本、水野が横一線に並ぶ激戦。野左根が首位を守りきる。
3周目に水野が岡本を捕らえて2番手に浮上する。野左根、水野、岡本、中須賀の順に入れ替わる。中須賀がペースの上がらない岡本を捕らえて3番手に浮上。前の2台を追う。
水野はシケイン立ち上がりからのメインストレートで野左根を抜き去りトップに浮上。野左根、中須賀、岡本がぴったりと背後につける。
6周目、息を吹き返した岡本が中須賀の前に出て野左根とサイド・バイ・サイドの2位争いを展開。7周目には水野、岡本、野左根、中須賀の順に入れ替わる。
水野と岡本はトップ争いを開始。中須賀はペースが上がらなくなった野左根をかわして単身、前の2台を追う。
9周目に岡本が首位浮上。翌周には水野が首位奪回。その間に中須賀が2台に追いつき3台が団子状態に。水野と岡本は何度も順位を入れ替える激しいトップ争いを展開。そこに中須賀も加わり、そこここで順位が入れ替わる。
16周目には中須賀がトップ浮上。あっという間に水野、岡本を引き離し始める。岡本、水野は2位争いに移行。この争いにけりをつけた岡本は、水野を引き離しながら中須賀との差を詰める。
残り4周になると、岡本が中須賀の背後にぴたりとつけた。岡本は全力で中須賀のすきをつく。しかしラスト2周。岡本のブレーキングミスで中須賀との差が開く。岡本はこのミスを挽回できないまま、中須賀が優勝を飾った。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)JSB1000 決勝レース1:優勝
「事前テストから岡本選手が非常に速くて、アベレージタイムも高くて手をつけられない状態でした。ひとり旅をさせないようにというのは、ほかのライバルたちも同じ考えだったようです。レースアベレージを落とす作戦しかありませんでした。前に出ても自分のペースを刻みながらブロックラインを通って、最後まで抑えることができました」
「結果としては勝てたけれど、自分のアベレージを上げないと明日も勝負にならないと思います。明日も最後まで気を抜かず、集中して、自分のできることを最大限発揮できるように、今日のデータを振り返って備えたいです」
■岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)JSB1000 決勝レース1:2位
「結果は2位だったので悔しい。ほかのみんなの作戦どおりになってしまいました。自分はアベレージがあったから逃げたかった。でも周りが序盤からガンガン行っていたので、いったん冷静になって様子を見たのですが、それではまってしまいました。序盤からがんがん行けばよかったです。明日は今日のような展開にならないように、しっかり、ミスもないように、リベンジしたいです」
■水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)決勝レース1:3位
「中須賀選手の言うとおり、岡本選手のアベレージがよかったから前に出したら逃げられると思いました。序盤から前に出さないように展開しました。レース途中までは抑えられたからよかったのですが、自分自身のペース維持が難しくて離されてしまいました。事前テストで長い周回を走れず、やっと決勝でレースラップを走れました。22周走ってデータを取ることができたのは貴重でした。今日のレース中盤以降の反省を踏まえて明日は頑張ります」
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