BL東京 リーグワン史上初の連覇へ王手 今季1部初のノートライ封じ リーチ主将「府中にトロフィーを」
2025年5月25日(日)4時0分 スポーツニッポン
◇リーグワンプレーオフ(PO)準決勝 BL東京31−3神戸(2025年5月24日 秩父宮)
プレーオフ(PO)準決勝が行われ、レギュラーシーズン首位のBL東京が同5位の神戸を31—3で下して連覇へ王手をかけた。ノートライに抑えるのは、1部の今季全試合を通じて初。レギュラーシーズン最多得点の攻撃力を誇る昨季王者が鉄壁のディフェンス力も発揮した。6月1日の決勝はきょう25日に行われる埼玉—東京ベイ戦の勝者と対戦する。
昨季王者の強さを示した。前半は7—3と接戦も、後半一気に突き放して大勝。SOモウンガが「50:22」キックでラインアウトのチャンスを2度獲得するなど攻撃の起点となった。試合前には「大事な試合だけど楽しむことが第一優先」とチーム全員に大舞台への心得を説いた司令塔。この日見せた妙技で、No・8リーチ主将を「試合中だけど見ていてワクワクした」と言わせるほど魅了した。
ディフェンスでは相手に一度もトライを与えず。前回(4月6日)の対戦は今季リーグ最多の73得点で勝利したが、今回は今季最少失点に抑えて攻守両面で隙のない戦いを見せた。
リーグ史上初の連覇へあと一つ。「セットプレーの安定とタックルの質に特にこだわった」と勝因を明かしたリーチ主将は「また最高の舞台に立つ機会をもらった。府中にトロフィーを持って帰りたい」と決意を込め、最高のフィナーレを思い描いた。 (前川 晋作)