【リーグワン】東京ベイが2季ぶり決勝進出!初代王者・埼玉に28―24 決勝はBL東京と対戦
2025年5月25日(日)16時24分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部プレーオフ準決勝 東京ベイ28—24埼玉(2025年5月25日 東京・秩父宮ラグビー場))
レギュラーシーズン(RS)2位の埼玉と同3位の東京ベイの対戦は、東京ベイが28—24(前半22—10)で埼玉を下し、6月1日の決勝(東京・国立競技場)進出を決めた。決勝では2季ぶり2度目のリーグ制覇を懸けて、昨季王者のBL東京と対戦する。
RSでは今季2度の対戦で1分け1敗と勝ちがなかった東京ベイ。それでも昨年12月の最初の対戦では24—26、今年5月の2度目の対戦では終盤に追い上げて29—29で引き分けており、力は拮抗(きっこう)。自慢の強くて大きいFWを攻守で前面に押し出し、初代王者の埼玉を相手に試合序盤から主導権を握った。
まずは前半3分、ペナルティーを獲得してトライラインまで10メートルの位置でラインアウトを獲得すると、ラックサイドをFW陣が突いてじりじりと前進。最後は南アフリカ代表のHOマークスがタックルをはね飛ばして先制トライを奪った。3点を返された後の同10分には、SH藤原がキックチャージに成功。そのままこぼれ球を拾うと、トライゾーン中央でチーム2トライ目を奪い、リードを広げた。
同32分にもラインアウトを起点に藤原がトライを挙げ、22—10とリードを広げて前半を終えた東京ベイ。プレーオフは先週の準々決勝から登場。試合がなかった埼玉とのスタミナ面の差が心配された通り、後半に2トライを許して1点差に迫られたが、リードは死守する。すると残り3分、敵陣に入ったところの相手ボールスクラムで、ペナルティーを獲得。千載一遇のチャンスでWTBヴァイレアがPGを決めて4点差とし、そのまま逃げ切った。