【川口オート G2川口記念】黒川京介がこの大会2度目のV 佐藤励を寄せ付けず独走
2025年5月25日(日)21時32分 スポーツニッポン
川口オートのナイター「スポーツニッポン新聞社杯G2川口記念」(優勝賞金200万円)は25日、最終日12Rで優勝戦が行われ、8号車の黒川京介(26=川口)が2周目で先頭に立って押し切った。
黒川の川口記念制覇は22年に次いで2度目。今年8度目のVとなった。
黒川、佐藤励の一騎打ちと目された一戦。だが、黒川がスピードで圧倒した。
2周目で先頭に立つ黒川。佐藤励も5番手から前をさばき、黒川を照準に入れた。だが、そこで黒川が突き放す。独走態勢を築き、付け入る隙を与えなかった。
「絶対に優勝したいと思っていた。たくさんのファンの声援が力になっている」。川口の若きエースは地元のエールに感謝した。
大木光のフライングで再度のスタート。集中力が途切れてもおかしくない場面だったが、黒川のスタートは2度目の方が切れを増していた。「反応良く出られた。先手、先手を心がけて走った」。今年はVを量産中で何と8度目のハイペース。たぐいまれな集中力がVを引き寄せている。
「ビジョンでオレンジ色(佐藤励)が見えた。とにかく自分のできる限りの全力で走ろうと思った」。黒川と佐藤励のマッチアップは今後も続くだろう。今回は勝った黒川だが、油断する気配も、手綱を緩める雰囲気もない。