大阪電気通信大が1部昇格 阪神大学野球入れ替え戦
2025年5月25日（日）16時16分 スポーツニッポン
◇阪神大学野球入れ替え戦 大阪電気通信大（2部東リーグ1位）4—0甲南大（1部6位）（2025年5月25日 GOSANDO南港野球場）
大阪電気通信大が連勝で1部復帰を決めた。
1回裏1死一塁で3番・杉本祥太（4年＝箕面学園）が右翼線に先制三塁打を放った。「後ろにもいいバッターがいるので、つなぐつもりで打席に立ちました」。さらに4番・白川裕一朗（3年＝福井工大福井）の中前打で2点目を挙げた。杉本は3回無死一塁では三塁手の頭を越えるヒットでチャンスを拡大。「サードが前に出てきたらバントからヒッティングに変えるつもりでした」と、思い描いた打撃に胸を張った。この回は犠飛とタイムリーで2点を追加、序盤で試合の主導権を握った。
杉本は2部に降格した昨年春のリーグ戦途中の練習で左手甲を骨折し戦列を離れた。その悔しさを晴らすためにも最終学年となった今季は1部復帰にかけていた。2部のままだったら秋季リーグ戦は引退するつもりだったが、これで秋もプレーを続行する。
清田和正監督は「苦しい1年だったが、みんなが1部復帰に向けて気持ちをひとつにしてくれた。でも、これがゴールではない。これからがスタート。秋に向けてどんな戦い方をしていけばいいのか（今は）分からないけれど」と、気持ちを引き締め直して再び1部の舞台に挑む決意を見せていた。
