武居由樹が元ムエタイ王者相手にKO宣言も、タイ人への“トラウマ”明かす「独特のリズムが苦手」「子どもの頃いじめられた」…28日防衛戦

2025年5月26日(月)15時7分 スポーツ報知

会見でポーズする(左から)ユッタポン・トンデイ、武居由樹、力石政法、エドアルド・ヌニェス (カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング ▽WB世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹—同級7位・ユッタポン・トンデイ(5月28日、横浜BUNTAI)

 WBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=が26日、横浜市内のホテルで同級7位ユッタポン・トンデイ(31)=タイ=との防衛戦に向けて会見。「いい試合をするつもりはない。自分だけのパンチを一方的に当ててKOする」と強気にKO決着を宣言した。

 元K—1王者の武居と、ムエタイの2大殿堂の一つ、ラジャダムナンスタジアムの元王者・ユッタポンとの対決。武居は「キック時代、タイ人の独特のリズム感が苦手で、ムエタイ選手が苦手だった。元ラジャの本物の王者と聞いて、気が引き締まった」と話す一方で「ボクシングとキックは別の競技。今までの経験を踏まえて、タイ人独特のリズムに巻き込まれないよう、自分の動きを見つけていけたらKOできると思う」と話した。

 会見後の取材では、“トラウマ”も明かした。「子どもの頃、タイ人のトレーナーにすごくいじめられた。セミを食わされそうになったり、プラスチックの棒でひっぱたかれたりとかして。タイ人に怖さはある」と笑いながら過去のエピソードを語り、「でも、(ユッタポンは)隣に座った感じはそういう感じはなかった。リング上がった時は関係ないですね」と自信をみせた。

 一方、ユッタポンは元K—1王者の武居の印象を問われ「格闘技の選手はみな同じと思うが、初めて会ってワクワクして、緊張が高まった。絶対に倒したいという気持ちになった。チャンピオンの座は私に代わる」とコメント。バンタム級は日本人が4団体の世界王座を独占しているが、「武居選手を倒して、さらにもっと強い日本人と戦える機会を持てたらうれしく思う」と他団体王者との統一戦にも意欲を見せた。

 戦績は武居が10戦10勝(8KO)、ユッタポンが15戦15勝(9KO)。

 試合はLeminoプレミアムで独占生配信される。

スポーツ報知

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