町田所属のサンジロワーズが90年ぶりのベルギー制覇 4部降格を乗り越えて12度目の優勝
2025年5月26日(月)8時50分 スポーツニッポン
◇ベルギー1部・上位プレーオフ最終節 サンジロワーズ 3—1 ヘント(2025年5月25日 ベルギー・サンジル)
日本代表DF町田浩樹が所属するサンジロワーズが90年ぶりにベルギー1部を制した。2位クラブ・ブリュージュに勝ち点1差をつけて迎えたプレーオフ上位最終節でホームにヘントを迎えて3—1で勝利。先制後に追いつかれたが、後半に2得点して突き放した。
同時開催の他会場でクラブ・ブリュージュが引き分け、勝ち点3差で栄冠を手にした。
サンジロワーズの優勝は1935年以来12度目。1897年創設のクラブは1904年からリーグ優勝11回を誇ったが、63年の2部降格を経て一時4部まで転落。2018年にブライトン(イングランド)のブルーム会長が買収して本格的な再建に動き始め、21〜22年シーズンにはブライトンから期限付きで加入したMF三笘薫らの活躍もあって1部復帰1年目でレギュラーシーズン1位に躍進した。上位プレーオフの結果は2位に終わったが、その後も3位、2位と上位に定着。24年には110年ぶりのベルギー杯制覇を果たしていた。
加入4季目の町田は優勝を決めた試合でもフル出場。今季は負傷離脱もあった中でリーグ戦34試合に出場するなど主軸として王座奪回に大きく貢献した。