【全仏テニス】R・ナダル涙の引退セレモニー 拍手で式典が始まらないハプニング「特別なコート」
2025年5月26日(月)17時46分 スポーツニッポン
テニスの全仏オープンで史上最多14回優勝を誇る「赤土の帝王」で、昨季限りで現役引退したラファエル・ナダル氏(38)の引退セレモニーが全仏オープン会場・ローランギャロスで行われた。
あらゆるアスリートの中で最も尊敬される人物の1人であるナダル氏のため、前回大会の男女シングルス優勝者であるアルカラス、シフィオンテクを始め、センターコートを満員のファンが埋め尽くし、ナダル氏が登場すると3分以上のスタンディングオベーションが続き、式典が始まらないハプニングも起きた。
ナダル氏は「ここは私にとってもっとも大事なコート。2005年、18歳で初めて決勝を戦い夢を叶えた」と切り出した。
四大大会22回の優勝を誇るが、クレーコートでは2005年から2年間負けなしの81連勝を飾った。その頂点であるローランギャロスは特別だ。
ナダル氏は「ノバク(ジョコビッチ)、ロジャー(フェデラー)ら素晴らしいライバルたちがいたから成長できた。ローランギャロスは特別。いつも笑顔で迎え入れてくれた。感謝したい人は数え切れない」と涙をこらえながらあいさつした。