ソフトバンク・近藤「自分の形で振りながら打球の角度も...」27日の日本ハム戦から1軍合流
2025年5月26日(月)6時0分 スポーツニッポン
◇ウエスタン・リーグ ソフトバンク9—5阪神(2025年5月25日 ウインク)
腰の手術と右太腿裏違和感からの復活を目指すソフトバンクの近藤健介外野手(31)が、あす27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)から1軍に合流する。25日のウエスタン・リーグの阪神戦に「2番・右翼」で先発出場し、3打数2安打。「大丈夫かなと思います。あとは1軍に行ってアドレナリンに任せたい」とゴーサインを出した。
初回からバットで魅せた。1死から阪神の育成右腕・早川の142キロの直球を中前にはじき返す。2—0の2回には2死から141キロの直球を右前に運んだ。4回の第3打席は遊飛に倒れたが、23日の復帰戦と合わせて6打数4安打1打点1本塁打、打率・667と貫禄の打撃。「自分の形で振りながら打球の角度も良かった」と納得の表情だ。
2回無死の守りでは右翼線付近で弾んだ打球を捕球後、体をくるっとターンさせて内野へ鋭く返球し二塁進塁を許さなかった。「怖さもなくできた。終わって“危ねえーな”と忘れてるぐらいだったので」と笑み。4回まで守り、打球を4度さばき「意外と動けていたかな」とうなずいた。
チームは最大7あった借金を完済し、巻き返しの態勢は整ってきた。「(1軍は)いい流れで来てますし、頑張ります」。昨季のMVP男が本来いるべき場所へ戻り、反撃の勢いを強める。 (杉浦 友樹)