【オリ番リポート】西川活躍の裏に“同期”の強い絆 2年目・古田島ら同時期入団選手と意気投合

2025年5月27日(火)5時45分 スポーツニッポン

 広島から移籍2年目を迎えたオリックス・西川は、さまざまな後輩に“兄貴”と慕われている。例えば昨季も、高卒1年目だった横山聖が失策した試合後に食事の席で励ました。「“切り替えて”と。これからの選手なので」。日々の成績に一喜一憂しない精神力に、多くの若手が感銘を受けている。

 中でも2年目の古田島は、FA移籍と新人という立場は違えど、同時期に加入して即座に意気投合。右腕は「気がついたら、ですね。不思議です」と語る。打撃投手として同じく23年オフに入団し、現在はさわかみ関西独立リーグの堺シュライクスでプレーしながらNPB復帰を目指す元ヤクルト・久保拓真投手の個人スポンサーをそろって務めるなど、“同期”の絆は強い。

 西川は通算1000試合出場を果たした20日のロッテ戦で3安打。1000安打に王手をかけ、古田島は祝福すると思いきや「あと1本出ないところが甘いところなので。ガツンと言っときます!」と遠慮のない言葉で距離感の近さをうかがわせた。25日のソフトバンク戦で、本塁打で節目に到達すると、心から祝意を口にした。

 「多分、本塁打で決めようと思っていたと思います。それで決めるんだから凄い。オープン戦は散々な結果でも、開幕してから状態を上げていますし、何よりメンタル面のつくり方が凄い。やっぱり何年も(プロで)やっている選手だなと」

 ただの祝福では終わらない。「2000本まであと999本ですからね!僕もそれを見届けられるように、頑張らないといけない」。27日からのロッテ2連戦(ZOZOマリン)を前に、思いを新たにしていた。(阪井 日向)

スポーツニッポン

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