リンクス巧者・古江彩佳に追い風 エリン・ヒルズと好相性?「なんか全英みたい」

2025年5月28日(水)12時15分 ALBA Net

古江彩佳はメジャー2勝目を狙う(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 事前情報◇27日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>

岩井千怜が初優勝を飾った先週の「リビエラマヤオープン」は、米ツアーの上位選手たちの多くが出場を見送った。そのため、しばらく実戦から離れていた選手にとっては、今大会が久々の試合となる。昨年の海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」を制した古江彩佳も、そのひとりだ。


「ミズホ・アメリカズオープン」で予選落ちを喫して以来、3週ぶりの実戦。その間は、帰国せずにアメリカで休息を取っていた。「ネットフリックスを見るか、YouTubeを見るか、ゲームをするか」と笑顔。束の間のオフを満喫していた様子だ。ちなみに最近ハマっているのは「街づくり的な」ゲームで、つい時間を忘れて熱中してしまうこともあるという。

27日には25歳の誕生日を迎えた。ラッキーカラーのピンクのリュックとスーツケースを自ら購入し、少し早めの“前祝い”をしてから会場入り。そんなリフレッシュ期間を経て迎える、今季メジャー第2戦。「なんか全英みたいな雰囲気」と語るように、ホールを隔てる木々は少なく、フェアウェイとグリーンの境目もあいまいで、強風が吹き抜ける様は、確かにリンクスコースを彷彿(ほうふつ)とさせる。

2022年に米ツアー初優勝を果たした「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」(ダンドナルドリンクス)も“ザ・リンクス”と呼ぶにふさわしい舞台だっただけに、今回のコースとの相性にも期待がかかる。ただし、「グリーン周りも落としてはいけないスロープもあったりして、距離を合わせることが難しい」と、警戒感も示す。「上り(のパット)をしっかり残していくことがベスト」と、戦略を立てた。

昨年のこの大会では笹生優花が優勝し、それを皮切りに古江、そして今季メジャー初戦で西郷真央と、日本勢が次々とメジャータイトルを手にしてきた。さらに、ルーキーの竹田麗央や岩井千怜も初優勝を果たすなど、日本勢の層は着実に厚みを増している。

そうした勢いの中でも、古江の心境はあくまで平静だ。「一つの試合で、自分がどれだけできるかっていう感じかな」。メジャー2勝目に向けて、目の前の一打にベストを尽くす姿勢に変わりはない。(文・齊藤啓介)


<ゴルフ情報ALBA Net>

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