NTT西日本 10点コールド発進「今年のチームは違う」先発全員安打、浜崎は6回9K零封で貢献
2025年5月28日(水)20時23分 スポーツニッポン
◇社会人野球都市対抗野球近畿2次予選第1代表決定トーナメント1回戦 NTT西日本10—0アスミビルダーズ(2025年5月28日 わかさスタジアム京都)
近畿地区の第1代表決定トーナメント1回戦3試合が28日に行われ、NTT西日本は、アスミビルダーズを10—0の7回コールドで下して初戦を突破した。
初戦の独特な緊張感は、フルスイングで振り払った。「7番・三塁」で先発に抜てきされた両打ちの吉川育真が3安打4打点と躍動するなど、先発野手が全員安打で14安打10得点の猛攻を仕掛けた。
初戦の先発を託された入社14年目の最速148キロ右腕・浜崎浩大は、持ち前の緩急を生かして9奪三振を数え、6回を被安打3、2与四死球で無失点に抑えた。
「先発を任されたので勝つことだけを考え、味方が得点を取るまでは先制点を与えないという意識で投げました。尻上がりのタイプではあるけど、立ち上がりは直球の状態がよくなかったので修正しつつ、配球も心がけて投げました」
今年のJABA大会は、3月の東京スポニチ大会で予選突破、4月の京都大会で優勝と結果を残した。浜崎も「スポニチ大会から“今年のチームは違うな”と感じていた。河本監督が就任して4年目を迎えて、一人一人がカバーし合えるチームになっていると感じる」と明かすように、手応えを得て迎えた予選だった。
11年連続となる本戦出場に向けて好発進を決め、河本泰浩監督は「初戦の緊張感で気持ちを引き締めて臨むことができた。ベテランでも初戦は固くなると思うけど、浜崎はしっかりとゼロで抑えてくれた」とうなずいた。