社会人野球NTT西日本・中村篤人7回に決勝ソロ弾 都市対抗野球近畿地区2次予選前最後のOP戦を制す
2025年5月22日(木)19時13分 スポーツニッポン
都市対抗野球大会の近畿地区2次予選が27日にわかさスタジアム京都で開幕する。
11年連続の本戦出場を狙うNTT西日本は22日、三菱自動車倉敷オーシャンズと対戦。「5番・左翼」で先発出場した中村篤人外野手(33)が決勝本塁打を放ち、予選前最後のオープン戦を2—1で制した。
「チームは順調に仕上がっていると思います。ロースコアでしたが、勝ち切れたので、いいイメージを持ちながら、しっかり準備して予選に入りたいと思います」
打った瞬間にそれと分かる一撃だった。1—1の7回1死。カウント1ボールから2球目の直球を捉えると、ライナー性の飛球は右越えの決勝ソロ本塁打となった。
今季が12年目。今オフは体づくりから見直してきた。外野手であることも踏まえ、短、長距離の走り込みを重視。日々のアップ時には15分以上のジョギングを欠かさず行ってきた。ここ2、3年にわたり時間を割いてきたウエートトレーニングで筋肉量が増加している一方で、体脂肪は20代中盤当時の数値にまで減少。「体の状態はすごく良いので、野球のプレーに集中できている。バッティングも春先から良い状態をキープできていると思います」とうなずいた。
JABA京都大会では5番打者として、7大会ぶり6度目の優勝に貢献。チームとして良い状態のまま28日に予定されるアスミビルダーズとの初戦に向かうが、油断も慢心もない。「初戦の入りが一番大事。勝てば勢いも出ると思うので、全員でしっかりやっていきます」。まずは初戦にベストを尽くし、快進撃を期す。