十両・三田、名古屋場所出場に意欲 夏場所は左手骨折で途中休場も「次の場所には出られる」
2025年5月29日(木)20時44分 スポーツ報知
相撲教習所で卒業証書を受け取る三田大生
大相撲の十両で夏場所を左手の骨折で途中休場した三田(二子山)が29日、東京・両国国技館で行われた相撲教習所の卒業式に出席し、「次の場所には出られる」と名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)の出場に意欲を見せた。
夏場所の12日目に風賢央(押尾川)との取組で負傷し「左第4中手骨骨折」と診断された。三田は全治半年との診断を受け、「一昨日(27日)に手術を行った」と明かした。名古屋場所に向けて今後稽古を再開する予定で「ちょっとずつやっていく。ぶつかって下半身を強化していきたい」と語った。新十両として夏場所は勝ち越し(8勝5敗2休)を決めた。「本当は15日間上がりたかったけど、とりあえずは勝ち越せてよかった」と落ち着いた表情で振り返った。
この日は相撲教習所を卒業。入門から半年間に渡って実技や書道といった教養を学ぶ中で、運動医学の授業は最も印象に残ったようだ。「体のこと、靱帯(じんたい)とか。良い勉強になりました」。また教習を通して「みんなと仲良くなった」と頬を緩めた。