球界OBから指摘された渡辺西武の「今後の戦い方の鍵」と「厳しい目を向けられる選手の存在」とは

2024年6月4日(火)16時0分 ココカラネクスト

かつてはチームを日本一に導いた手腕が期待されている(C)産経新聞社

 監督交代が話題を集めた西武の戦いぶりが注目されている。

 成績不振から交流戦前に急遽休養が決まった松井稼頭央前監督の後を受けたのは、GMも務める渡辺久信監督代行。チームの指揮を執るようになってからは、ここまで3勝3敗。1日の巨人戦(ベルーナ)では自身がGMとしてヤクルトからトレードで獲得した元山飛優が同点弾、サヨナラ打をマークするなど、「渡辺チルドレン」の活躍も光った。

【西武渡辺監督代行】「GMと監督の兼任は厳しい…」オールスター期間に次期監督が決まる可能性も︎高木豊が優勝予想した西武にこれから期待する事とは

 かつては監督として2008年にチームを日本一に導いた手腕でどのようにチームを立て直すのか、球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6月2日に自身のYouTubeチャンネルに「【西武渡辺監督代行】「GMと監督の兼任は厳しい…」オールスター期間に次期監督が決まる可能性も!?高木豊が優勝予想した西武にこれからも期待する事とは!?」と題した動画を更新。監督交代となった今後の西武を独自の視点で語っている。

 まず現状の西武については「ピッチャーは元々いいのに、打てないばっかりにそのピッチャーたちもおかしくなっている」と指摘。チームトップの4勝をマークしているドラフト1位左腕の武内夏暉が気を吐くが、エースの高橋光成はここまで7試合に登板し未勝利、今井達也も3勝と厳しい台所事情が見え隠れする。

 ただ、今回チームの指揮を執るのが渡辺監督代行となってチームにプラスに働く面もあると指摘する。

 「監督経験者、選手経験もありGMとして色々なところを見てきて選手全員に目は行き届いているから、これから色々なことをやっていこうとしているんじゃないか」とチーム改革に乗り出していくと見る。

 その上で多くの借金を抱える現状では、一気に返そうとするのは無理があるとして、残りの試合を勝率5割で乗り切っていくことが大事とした。

 また今後の戦いについては「来季を意識したほうが絶対いい」として、来季以降を見据えた若手育成も大事なポイントになるとした。

 その上で選手起用に関しては「ある程度のベテランには厳しくなるよね」ともコメント。チームの不成績の責任というのはキャリアを重ねたベテランにかかるとして、「チャンスが訪れるとしたら若手」と若手起用に切り替えることもチーム運営のポイントにあげた。
 
 若手のキーマンには2年目の蛭間拓哉らの名前をあげるシーンもあった。さらに練習量含め、選手強化に関してもより厳しく取り組んでいく必要があるとした。

 動画の最後では渡辺監督代行に対しても「辛いと思うけど、頑張ってほしい」とチーム再建の厳しい道のりにエールを送った高木氏。

 声援を送り続けるファンのためにも巻き返しを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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