イタリア代表とトルコ代表、EURO2024出場国による一戦はスコアレスドロー

2024年6月5日(水)6時32分 サッカーキング

イタリア代表、トルコ代表ともに決め手を欠いた [写真]=Getty Images

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 EURO2024本大会を控えるイタリア代表とトルコ代表が4日、国際親善試合を行った。

 EURO2024予選でグループCに入ったイタリア代表は、イングランド代表にこそ2敗を喫したものの、残る6戦は無敗をキープ。2位で本大会行きの切符を掴んだ。前回大会の覇者として、EURO2連覇を目指す。

 一方、トルコ代表はグループDに入り、クロアチア代表やウェールズ代表を抑えて首位通過。直近2大会のEUROはどちらもグループステージ敗退に終わっているが、2008年大会では3位に入るなどサプライズも起こしており、今大会でも躍進を狙う。

 本大会に向けた貴重な実戦に向け、イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督はフェデリコ・ディマルコ、ジョルジーニョ、フェデリコ・キエーザらをスターティングメンバーとして送り出した。一方、トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、ゼキ・チェリク、ハカン・チャルハノール、ケナン・ユルディズらを先発にチョイスした。
 
 EURO2024出場国による一戦は、序盤から一進一退の攻防が展開され、両者大きなチャンスを生み出せない時間が続く。24分にはトルコ代表が左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたチャルハノールが鋭いクロスを送り、カーン・アイハンがヘディングで合わせたものの、ボールはわずかに枠の上へと外れた。

 一方のイタリア代表は、31分にブライアン・クリスタンテが中盤でボールを奪取。そのままスピードに乗ってDFを突破し、右サイドの浅いエリアからアーリークロスを蹴り入れる。ボールはボックス内に駆け上がってきたマテオ・レテギの頭上を通過したが、大外でフリーとなっていたキエーザのもとに流れる。しかし、左足からダイレクトで放たれたシュートはゴールマウスを大きく外れた。

 そんななか、前半アディショナルタイムにイタリア代表が決定機を迎える。右サイドでコーナーキックを得ると、ロレンツォ・ペッレグリーニが右足で鋭いクロスを供給。クリスタンテがマーカーに寄せられながら頭で合わせたが、ボールは右ポストに弾かれた。

 スコアレスで後半へ折り返しても、試合の様相は大きく変わらず、拮抗した試合展開に。先にチャンスを作ったのはイタリア代表。52分、左サイド高い位置で顔を上げたディマルコがアーリークロスを送ると、飛び込んだレテギが左足で合わせるも、ジャストミートできずにシュートはGK正面へ。

 直後の54分にはトルコ代表がゴールへ迫る。右サイドを駆け上がったチェリクが鋭いボールを折り返すと、ファーサイドに入っていたユルディズがボレーシュートを狙う。ジョバンニ・ディ・ロレンツォにブロックされたセカンドボールにバルシュ・ユルマズが反応したが、ヘディングシュートは威力がなく、GKグリエルモ・ヴィカーリオに阻まれる。

 続く63分にもトルコ代表がチャンス構築。チャルハノールの蹴った右コーナーキックを、ニアサイドのカーン・アイハンが頭で逸らし、最後はメリフ・デミラルが左足で合わせる。シュートは枠を捉えたが、GKヴィカーリオに弾き出された。

 このまま時計の針は進み、後半アディショナルタイムに突入すると、イタリア代表はアレッサンドロ・バストーニからのロングフィードで攻撃へ。左サイド高い位置で待っていたアンドレア・カンビアーゾが低弾道のボールを送ると、ジャコモ・ラスパドーリがワントラップから左足で狙ったが、ここもGKアルタイ・バユンドゥルにキャッチされた。

 試合はこのままタイムアップ。EURO2024出場国による一戦は、両者譲らずスコアレスドローで終了した。

 この後、イタリア代表は9日にボスニア・ヘルツェゴビナ代表と、トルコ代表は10日にポーランド代表とそれぞれ対戦し、本大会に向けて調整を続けていく。

【スコア】
イタリア代表 0−0 トルコ代表

【得点者】
なし
 

サッカーキング

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