トッテナムOB、同胞ペリシッチの活躍を確信「弱点がほとんどないオールラウンダー」

2022年6月7日(火)17時1分 サッカーキング

クラニチャール(左)がペリシッチ(右)の活躍に太鼓判 [写真]=Getty Images

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 かつてトッテナムなどで活躍した元クロアチア代表MFニコ・クラニチャール氏が、来シーズンから同クラブに加入する同胞のMFイヴァン・ペリシッチについてコメントした。6日にトッテナムのクラブ公式サイトが伝えている。

 現役時代に技巧派MFとして鳴らした37歳のクラニチャール氏は、2009年9月から2012年夏までトッテナムに在籍。同時期に同クラブでプレーした元クロアチア代表DFヴェドラン・チョルルカ氏、現役の同国代表MFルカ・モドリッチ(現レアル・マドリード)とともに、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得などに貢献した。

 現在U−19クロアチア代表のアシスタントコーチを務めるクラニチャール氏は、来季から2年契約で“スパーズ”に加入するペリシッチについて、「ファンは彼にすべてを期待していい。彼がもたらしてくれると信じているもの、期待しているものはすべて、彼とともに得られると思う」と活躍に太鼓判を押している。

 33歳のペリシッチは2015年夏にインテルへと移籍。現在トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が2019年夏に就任すると、一度は構想外となり、2019−20シーズンはバイエルンに期限付き移籍した。ドイツ王者で3冠を達成してインテルに復帰すると、コンテ監督の信頼を勝ち取り、左ウィングバックの主力として20−21シーズンのセリエA優勝に貢献した。

 クラニチャール氏は、ペリシッチがコンテ監督の下でプレーした経験が新たな環境へのフィットを助けると考えているようだ。「彼(ペリシッチ)は以前一緒に仕事をしたことがあり、彼のことを全て知っている監督のところに行く。その逆もまた然りだ。新しいチームメイトと打ち解けることさえできれば、アントニオ・コンテが彼に望むプレーはわかっているわけだし、適応に時間はかからないだろう。プレミアリーグへの適応に長い時間がかかるとも思っていないよ」

 クロアチア代表では歴代4位の113キャップと歴代3位の32ゴールを記録しているペリシッチ。FIFAワールドカップロシア2018では全7試合に出場して3ゴールを記録し、母国の準優勝に貢献した。クラニチャール氏はクロアチア代表で7試合をともに戦った同選手について、「彼はルカ(モドリッチ)ととともに、クロアチア代表が成功を収めた最大の理由だ。彼のゴール、アシスト、そしてファイナルサードで違いを生み出す能力にチームが依存してきた」とコメント。次のように言葉を続け、その才能に惜しみない賛辞を送っている。

「彼はファイナルサードでの脅威であることを証明してきた。彼の両足の威力は驚異的で、フィジカル的にも優れている。彼は真のプロフェッショナルであり、公平に見て、スパーズそしてプレミアリーグで、彼がそのクオリティをすべて発揮することを妨げるものは何も思いつかない」

「インテルでは本来のポジションとは異なるウィングバックでプレーしていたが、よく適応していた。もちろん、私の考えでは、彼のベストポジションは左ウイングで、中に切れ込むことが得意だが、彼は両足がとても器用だから縦にも中にも行けるのだ」

「しかし、ウイングバックでのプレーに適応し、キャリアの後半にインテルで見せたプレーは、彼の優れた技術だけでなく、チームのために何かをしようという精神と意欲の証明であり、それは彼のフィジカルとフィットネスが驚異的であることを物語っている。彼は弱点がほとんどないオールラウンドな選手だ」

サッカーキング

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