大谷翔平のエ軍退団は不可避?米名物記者がトレード否定も、再契約の可能性も「ほとんどない」と言及「オオタニは現状に満足してない」
2023年6月8日(木)18時16分 ココカラネクスト

今夏のトレードを含めて移籍の可能性が指摘されている大谷。そんな偉才の去就を米名物記者が語った。(C)Getty Images
今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷翔平(エンゼルス)の去就は、すでに小さくない注目を注がれるトピックだ。現地8月1日のトレードデッドラインまで2か月を切り、その喧騒はより忙しなくなっている。
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大谷の存在価値は唯一無二と言っていい。現球界においてトップレベルの好成績を投打で残しているのは、世界広しと言えども彼だけだろう。少なくともメジャーリーグには存在しない。
ゆえに囁かれる獲得候補は枚挙に暇がない。今夏のトレードに関しても、ドジャースやパドレス、メッツなど各地区で優勝争いを繰り広げる球団への移籍がアメリカのメディアを賑わせている。
一方でエンゼルスは首位と8ゲーム差の3位。ワイルドカードを含めたプレーオフ進出の可能性を残しており、大谷を放出しないと見る識者もいる。米スポーツ専門局『FOX Sports』などでコメンタリーを務めるケン・ローゼンタール記者は「チャンスはゼロではない。彼ら(エンゼルス)がオオタニをトレードすることはありえるが、現時点ではかなり小さいと言える。それは言うまでもなくFA後に再契約する可能性もゼロにしてしまうからだ」と断言している。
ただ、FAせずに残留する可能性も小さいという。これまでも数多の移籍情報をすっぱ抜いてきた敏腕でもあるローゼンタール記者は、「私はエンゼルスが契約できる可能性はほとんどないと思う」と指摘。その理由を次のように説いている。
「どう考えているかの本当のところは分からないが、モレーノ(オーナー)は少なからず再契約できると自信を持っているかもしれない。だが、私はノーだと言える。オオタニはチームに何年もいて、アナハイムで何が起こったかを見てきた。そして彼は現状にそれほど満足しているとは思えない」
ローゼンタール記者の言葉を鵜呑みにすれば、大谷の再契約は限りなくゼロに近い。そんな状況下でエンゼルスはいかなる決断をするのだろうか。ひとまず、トレードデットラインまでありとあらゆるウワサが飛び交いそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]