【ブログ】抜きやすいコースはどこいった/F1カナダGP自宅特派員レポート

2018年6月15日(金)18時47分 AUTOSPORT web

 ほぼ毎戦連載中のホンマさんの自宅特派員レポート。気づけばシーズンの3分の1を消化、仕事よりも真深夜のF1視聴を選んでしまったホンマさん……眠気を我慢しながら見ていたカナダGPの模様をいつもの感じでお伝えしています。


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こんにちは、自宅特派員のホンマです。
最近、時の流れが異常に速く感じております。


2カ月前にメルボルンで開幕戦を観ていたはずなのに、気が付けばカナダ。
シーズン3分の1消化ですよ。


この調子でいくと、あっという間に来シーズンになってしまうのではと今から震えております。
ホンマが生きていた証のレポートとして、ろうそくの炎揺らめかせながら、今回も書かせていただきます。


そうそうカナダGP。
わたくしにとっては、とても思い出深いGPでございますよ!
2011年、Team Lotusでお世話になっていたMini Heikkiが、あのカナダの川に沈みました……。


というかおじさん何やってんの・・・

海の藻屑というよりは、河童の川流れですな。
たぶんきっと、今もどこかに沈んでいます。
Mini Heikkiよ、永遠に。


さてカナダGP。
あのつまらないレースNo.1のモナコから、あっさり王座を奪い取りましたよ!


ただでさえ我らサラリーマンの睡眠を削り取る、恐怖の丑三つタイムに加えての、このつまらなさたるや、あああ〜〜〜。
毎回レース時にはメモを取っているのですが、この決勝では、眠気のあまり何度も自動書記になっておりました。
これでは霊界通信です。


ところで『抜きやすい』と言われていたサーキットが、なぜ抜けないのでしょうか?
前の車に近づくとダウンフォースを失うのって、おいしそうな食べ物に近づくと高カロリーの重圧で食欲を失う、みたいな感じ? あれ余計にわからん(笑)。


DRSゾーンが3か所に増えたけれども、まったくその恩恵を感じませんでしたし、
FIAさんでは2019年のレギュレーションを検討中のようですが、まあそりゃそうだ。


とにかくこのカナダさん、ライン外すとタイヤカスとホコリなリスクがでかすぎる!
どうせ抜けないDRSゾーン増やすより、ウッドチャックの身の安全性を高めてあげてほしいのよ。

DRSゾーン増やすよりもウッドチャックを守りたい…。


スタート時、3周目以内のSC(セーフティカー)出動率100%と聞いて、ちょっぴりときめいておりましたが、
ランス・ストロールくんとブレンドン・ハートレーさんの、壁ドンからの壁ドン返しで、今レースもSC出動と相成りまして。


ハートレーくんが引いたほうがよかったんじゃないの? っていう意見もみましたが、
わたくし的には、いやあそこで引かないのがレーサーだろう? と思ってみたり。
審議は、両者お咎めなしでございます。

カナダで沈んだハートレーとストロールくん


同じくスタート時に抜かれた、我らがキミ・ライコネンさん。
これまたきれいな引き際で、とってもあっさりテイスティ。


まあなんだ、良くも悪くもセーフティドライバーなんだよねぇ。


今レース、わたくし的一番の見どころは、SC明けでカルロス・サインツJr.くんと接触したセルジオ・ペレスさんの奇跡のリターン! でございますよ!


いやあれ、よくあそこに戻れたなと(笑)
ケビン・マグヌッセンさんの「あ、コイツ戻って来るな」と腰引け気味にアウト一杯まで逃げているさまを、ご覧になりましたか?
(マグ)ヌッセンの予測能力が高いからこその奇跡のリターン。


ブラックフラッグ出せ言う前に、(マグ)ヌッセンに感謝のお手紙出しておこうよ、ラブレターフロムカナダだよと、誰か伝えてほしいこの思い。


そしてこのどさくさに紛れて、ちゃっかりスイーッと前に出るフェルナンド・アロンソさんはさすがです。

これがベテランの技よ

16周目でスーパーソフトの新品に変えた(マックス・フェルス)タッペンさんとルイス・ハミルトンさん。


しかし、まだタイヤを変えていないウルトラなセバスチャン・ベッテルさんの方が0.4秒速いとの解説に、突如盛り上がるホンマさん。
スーパーソフトが遅いなら、もしかしてもしかしてのライコさん、ハミルトンさんをオーバーカットできちゃうんじゃないのぉ?


しかし期待に反しての32周目にピットイン。


無情にも、ほんのちょっと後ろでありました。
ハミさんトラフィックにも引っかかってたようだし、後2、3周走れば前出れたんじゃ? とタラレバもむなしい夜明け前。


ベッテルさんは、37周目でピットインでございました。くうう。


上位勢、皆ピットインした後、結局そのままの順位でレースが終わってしまったわけですが、
ウルトラ新品をもうひとつ持っていたと噂のライコさん。


どうせ順位が変わらぬなら、2ストップでチャレンジしてもよかったのでは? とも言われていたけれども
この抜けないレースで、順位1つアップのためにシーズン3基しかないエンジンをブン回すのは戦略的にもどうでしょうかね。


今のレギュレーションでは、この退屈なレースのまま終わらせることにも意味があるのです。
本当に本当にクソ(失礼)つまらなかったけれどもなっ!


そして、割りに合わなくても順位1つアップしたかったのが、ハミさんかなあ。
まだシーズン序盤とはいえ、ポイントリーダー陥落はションボリですよね。


結局ダニエル・リカルドさんを抜けず、得意のカナダで5位フィニッシュ。
得意コースでのこの順位は、本人としても不本意でしょう。


不本意といえば、300戦目記念のアロンソさんも、無念のリタイア。
謎のフライングチェッカーで、ファステストを取り消されたリカルドさんも、不本意かな?(笑)


しかしこれだけは言わせてください!


フライングチェッカーは、ただの伝達ミスだったようですが、あの美人さんが、このグランプリで一番の不本意でしょうと!
いや本当に、せっかくの見せ場なのに、お気の毒です。

本人は悪くないのにバッシングされちゃったウィーニー・ハーロウさん


最後にロマン・グロージャン。
最近いやに目立っちゃう、気になるあいつでございますよ。


フリーでのウッドチャックとの不幸な接触に、やはりきたなの嵐の予感。
決勝では引っ張りに引っ張って、一体いつピットインするのよと思っていたらの48周目!
エステバン・オコンとあわや接触の場面となりました、が。ががが。


「オコンが俺に何をしたか、見ただろう?」とグロさんお怒りでしたが、
彼がピットインしないのはわかっていたはず。


シケイン曲がる方が、先にブレーキ踏んで減速する、って予測はできたと思うのですよ。
ライン的にも、シケインをスムーズに通過するならできるだけアウトに振ってくるのも当然でしょう。


オコンないで、もうちょい冷静に。
ほんと頼むよグロージャン! 


まあでも、ピット入口が直進なコースって、危険かもしれませんねぇ……。


ええと次は、フランスGPですね。


って、うわっ! フランス、オーストリア、イギリスの3連戦じゃありませんか!
同じヨーロッパ内とはいえ、移動だけでも大変でしょうにの3連戦。
わたくしも、心して観戦したいと思います。


そうそう月末には北海道でラリーカムイもありますよ!
ぜひおいでませ、北海道!
それではまたー!


ホンマ ナオコ


おまけ


雰囲気、組み立ててみた。


Miniフィギア組み立ててみました

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