ホンダ:マルケス、怪我の悪化で2戦連続欠場「ろっ骨がずれて、かなり厳しい状況だった」/第8戦オランダGP決勝

2023年6月26日(月)11時44分 AUTOSPORT web

 6月25日、2023年MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラスの決勝がオランダのTTサーキット・アッセンで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは欠場となり、代役参戦のイケル・レクオーナはリタイアで終えている。また、ジョアン・ミルは第6戦イタリアGPのP2での転倒の際に右手を負傷し、欠場となっている。


 マルケスは、前戦ドイツGPのウォームアップ走行で転倒を喫した際に親指を骨折し、自身で決勝レースへの欠場を判断した。そのあと親指と足首、ろっ骨の負傷が確認されていたが、今大会はスプリントレースまで参加するも怪我が悪化。日曜日の朝のメディカルチェックで『不適切』と判断され、決勝レースは欠場となった。


 序盤から転倒が相次ぐなか、レクオーナは落ち着いたペースで周回を重ねて、着実にポジションを上げていた。中盤にはトップ10争いを繰り広げていたが、テクニカルトラブルが発生したため、14周終了時点でピットインを余儀なくされた。そのあと、復帰することは叶わず、リタイアとなってしまった。


 また、アレックス・リンスの代役としてLCRホンダ・カストロールより代役参戦しているステファン・ブラドルは、13位でフィニッシュしてポイントを獲得した。26周のレースで転倒することなく、しっかりと完走を果たし、さらにテストライダーとして多くのデータを収集し、チームに貢献した週末となった。


■マルク・マルケス(決勝:欠場)
「オランダGPは完全ではない体調で迎えることになり、日を追うごとに状態も悪化してしまった。土曜日の夜はなかなか眠ることができず、かなり厳しい状況だった。そして、日曜日の朝、目が覚めた時は痛みがひどく、メディカルセンターに直行したんだ」


「検査の結果、ヒビが入っていたろっ骨がずれていることがわかり、レースを欠場しなければならなかった。今は休養し、回復につとめるよ。サマーブレイクを終えて、再び、仕事をする準備をして戻ってくる」


■イケル・レクオーナ(決勝:リタイア)
「ヘレス(第4戦スペインGP)で走ったときに比べて、マシンのフィーリングは大きく向上した。全体的には、すばらしいレースウイークとなった。ガレージを出るたびに速くなり、マシンのセットアップも進んだ。今日の決勝レースはとてもよかったよ」


「スタートしてからいくつかのコーナーは慎重に走行し、どんなアクシデントも避けるようにしたんだ。その後は自分のペースに集中し、ベストを尽くしました。最終的にはトップ10争いに加わることができて最高の気分だった。レプソル・ホンダ・チームのすべてのスタッフに感謝したい」


■LCRホンダ・カストロール
ステファン・ブラドル(決勝:13位)

「厳しいレースだったが、ポイントを獲得し、LCRに貢献することができた。とてもうれしいよ。レースは簡単ではなかったが、ベストを尽くした。今週末のチームの仕事と努力に感謝しているよ」

イケル・レクオーナ(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第8戦オランダGP 決勝
イケル・レクオーナ(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第8戦オランダGP 決勝
ステファン・ブラドル(LCRホンダ・カストロール)/2023MotoGP第8戦オランダGP 決勝
ステファン・ブラドル(LCRホンダ・カストロール)/2023MotoGP第8戦オランダGP 決勝

AUTOSPORT web

「欠場」をもっと詳しく

「欠場」のニュース

「欠場」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ