ミランがマルディーニTDと契約更新へ…移籍市場ではツィエクらに関心か
2022年6月27日(月)1時50分 サッカーキング
現役時代にミラン一筋で活躍したマルディーニ氏は、26日に54歳の誕生日を迎えた。現行契約は今月末となっているが、フレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)とともに、すでに数日前から契約更新で口頭合意に至っている模様。『スカイ・イタリア』は、27日にも新契約にサインを交わす見込みだと伝えている。
マルディーニTDとマッサーラSDは契約更新を前提に移籍市場での仕事を続け、複数名をリストアップ。両名が特に気に入っているのが、チェルシーで燻る元モロッコ代表MFハキム・ツィエクだという。ツィエク自身もミラン入りを望んでいると見られているが、クラブ・選手との金額交渉は必須だ。同選手は2021年夏に4000万ユーロ(当時レートで約51億円)の移籍金でアヤックスから加入し、年俸はおよそ600万ユーロ(約8億5000万円)だとされている。ミランはチェルシーからインテルへの期限付き移籍が濃厚なベルギー代表FWロメル・ルカクと同様、有償レンタルでの獲得を希望しているという。
ミランはクラブ・ブルッヘのベルギー代表FWシャルル・デ・ケテラーレ、ローマのイタリア代表FWニコロ・ザニオーロにも関心を示している。デ・ケテラーレの評価額は、およそ2500万ユーロから3000万ユーロ(約36億円〜約43億円)。それに対し、ローマはザニオーロの移籍金に6000万ユーロ(約86億円)を要求していると見られ、現時点でミランに同選手を獲得するチャンスはない。
また、リールのポルトガル代表MFレナト・サンチェスは、かねてよりロッソネリの今夏のトップターゲットの一人だとされている。パリ・サンジェルマンの“横やり”が入り雲行きは怪しくなっているものの、本人とは相思相愛だと考えられており、ミランはまだ希望を捨てていないようだ。
一方、もう一人のメインターゲットだったリールのオランダ代表DFスヴェン・ボトマンについては、ニューカッスルとの争奪戦に敗れることが決定的。センターバックに大金を投じることはやめ、2012−13シーズンにミランに所属していたラツィオのイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ、ボローニャのベルギー代表DFアルトゥール・テアテらをターゲットにしているようだ。