巨人・甲斐が移籍後初のサヨナラ犠飛 「チーム全員で勝った。僕は大丈夫」らしいヒーローインタビュー

2025年4月29日(火)18時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—3広島(2025年4月29日 東京D)

 巨人は29日の広島戦に延長12回の末、4—3でサヨナラ勝ちを収め、2位に浮上した。巨人は開幕戦以来2度目のサヨナラ勝ちとなった。

 1点を追う9回だった。1死から代打の岸田が四球で出塁。2死となった後、若林の当たりは三塁へのボテボテのゴロとなったが、これを広島の三塁手、小園が一塁へ悪送球。ファウルグラウンドにボールが転々とする間に、一塁走者の代走・増田大が一気に生還した。

 延長戦に突入し、最終12回だった。先頭の吉川が右前打、岡本も右前打で無死一、二塁。途中出場の門脇が投前へ犠打を決めて1死二、三塁。この場面で甲斐が中堅後方へ飛球を放ち、犠飛となってサヨナラ勝ちを収めた。甲斐にとって、巨人移籍後初のサヨナラ打となった。

 甲斐は大勢と上がったお立ち台で「最後の最後に僕がこういった場面で回ってきただけで、きょうは本当にチーム全員で勝った試合だと思います。大勢もよく投げましたし、増田もあのビッグプレー、岸ちゃんも代打で出てフォアボール。本当にみんなで勝った試合だなと。みなさん本当にありがとうございました」と声を張り上げた。打った瞬間の打席を問われると「僕は大丈夫です。きょうはみんなで勝ったんで、これで締めさせてください。みなさん本当にありがとうございました」と話すと、東京ドームは大きな拍手に包まれた。

 試合は2回に幸先良くキャベッジの右越え2ランで先制したが、3回以降はなかなか追加点を奪えない展開。先発の井上は2点リードの4回2死一塁から末包に1ボールから甘く入った115キロのカーブを左翼席に運ばれ、同点に追いつかれた。さらに6回には2死無走者から小園に右中間三塁打されると、またも末包に内角低め直球を中前に弾き返され、勝ち越しを許した。2死からの3失点、しかも4番に全打点を叩き出され、苦しい展開だったが、何とか土壇場に追いつき、勝利をもぎとった。

 今季初対戦となった11日〜13日の敵地での広島戦は3連敗を喫していたが、巻き返しを図りたい本拠での3連戦初戦をとり、貯金を3とし、広島をかわして2位に浮上した。

スポーツニッポン

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